宗佐厄神八幡神社、宗佐の厄神さんの厄除大祭 私の住む街、加古川の紹介です。
『播州地方(東播・北播・西播)に春を告げる祭り』、そして『播磨の三大祭りの一つ』ともいわれています、八幡神社(宗佐の厄神さん)の厄除大祭は、毎年2月18日(月)と19日(火)に行われます。
厄除祭は、1月に行う神社が多いのですが、八幡神社の厄除大祭は、旧暦に従ったもので、厄年も昔ながらの数え年で計算するのと同じように、古来の伝統を重んじています。
そして、ここ八幡神社は、和気清麻呂公の難を救った『猪』が出たことから、『厄除の大神』と崇敬されるようになりました。
厄除大祭の受付は、神楽殿1階で行います。
予約は不要ですので、下記の時間にお越し下さい。
【ご祈祷受付】
2月18日(月):午前9時より午後9時(最終受付は、午後8:45)
2月19日(火):午前8時より午後 8時(最終受付は、午後7:45)
厄除大祭前後には、厄除大祭とともに、下記の神事も行っております
2月11日(月)厄除大祭安全祈願祭祈年祭
参拝者の方々、及び大祭斎行関係者が事故なく、ケガなく、無事に行われるよう、神様にお願いし、お祈りいたします。
2月18日(月)・2月19日(火)厄除大祭
『宗佐の厄神さん』の愛称で知られる八幡神社の厄除大祭は、播州地方に春を告げる祭りとも、播磨の三大祭りの一つともいわれております。
2月21日(木)厄除大祭終了奉告祭及びお札お守焼納清祓
厄除大祭が無事、斎行されたことを、神様に奉告、感謝し、神事を行います。
また、年が改まると新しいお札、お守をおまつりするのが本来の慣わしですので、厄除大祭では、お参りに起こしになられた方々がお札やお守を納めていただけるよう、古札納所が用意されております。
1年間、お守下さった、お札、お守に感謝し、清祓(きよはらい)し、焚き上げるお祭りです。
和気清麻呂公と八幡神社(和気清麻呂・『前賢故実』より)
和気清麻呂(わけのきよまろ)
733年(天平5年)~799年4月4日(延暦18年2月21日)奈良時代末期から平安時代初期の高級官僚でした。備前国藤野郡(現在の岡山県和気町)の出身です。
和気清麻呂は、称徳天皇の皇位を護り、平安遷都に功績があり、「忠義の英雄」として戦前の国定教科書に掲載されていました。
清麻呂は『称徳天皇』に重用されていましたが、当時、天皇に寵愛されていた僧『道鏡』がまさに飛ぶ鳥を落とす勢いを誇っていました。 そして、ある時、道鏡一派の九州太宰府の神職が、宇佐八幡の神託として、『道鏡が皇位につけば、天下太平となろう』と伝えてきたのです。
そこで、『称徳天皇』は清麻呂を宇佐八幡に出張させて神託を確認させたところ、 『わが国では、昔から君子と臣下は決まっている。臣下を君子とすることはない。』と、先の神託とは全く逆の内容を告げられたのでした。
このため、清麻呂は、道鏡の怒りを買い、大隅国(現在の鹿児島県)へ流されることになりました。 清麻呂は、大隅国へ行く途中で、皇位の安泰を祈願するため『宇佐詣で』をしようとしたところ、道鏡の手先に暗殺されそうになりました。
その時、『巨猪』が突然現われて、清麻呂の御輿の前後を護衛しながら、宇佐八幡までの道を無事に案内したということです。
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