令和元年の「中秋の名月」は9月13日です!秋の風物詩「中秋の名月」今夜は見れるでしょうか?!
令和元年の「中秋の名月」は、今日9月13日(金)です!
秋の風物詩「中秋の名月」
昨年はあいにくの天気で見ることができませんでしたが、今夜は見れるでしょうか?!
秋の夜長を楽しむ行事、十五夜のお月見。
十五夜の月を「中秋の名月」と呼びます。
今年は、お月見を楽しみたいものです。
お月見をして、少し心を休ませてあげてください。
月が見える縁側や窓辺に、月見団子や里芋、枝豆や季節の果物を供え、
秋の七草やススキを飾って、満月を鑑賞します。
お仕事や家事が忙しくて、心に余裕がなくなっているかもしれない、あなた!
お供物などは、気にしないで、お月見をして、少し心を休ませてあげてください。
昔の人は、なぜお月見をしたのでしょう?
旧暦の8月に、お月見をするのは、
夏の農作業が一段落し、稲刈りまでの、少し手が空くこの時期に、
稲の豊作を祈って宴を行ったことが始まりと言われています。
また、稲の豊作祈願ではなくて、
芋類の収穫祭、畑作儀礼だったと考えられている説もあります。
ちなみに「お月見」についての日本で最古の記録は、
ちなみに「お月見」についての日本で最古の記録は、
延喜9年(909年)に、醍醐天皇が初めて、月見の宴を開いたとの記録だそうです。
しばらくは、高級貴族達だけの風習でしたが、
江戸時代になると一般庶民にも広まりっていったそうです。
「中秋の名月」と「仲秋の名月」どちらが正しいの?
「中秋」と「仲秋」どちらも「ちゅうしゅう」と読みますが、
まず、「仲秋」とは、旧暦の秋の真ん中の時期をさします。
昔は、旧暦7月、8月、9月(現在の8月、9月、10月頃)を秋としていました。
そして、
7月を、初秋(しょしゅう)または孟秋(もうしゅう・孟は「はじめ」の意味)
8月を、仲秋(ちゅうしゅう)
9月を、晩秋(ばんしゅう)または季秋(きしゅう・季は「末」の意味)と
呼んでいました。
このように、旧暦8月を表すときには、「仲秋」と書き、
「中秋」は、秋の丁度真ん中の日である、旧暦8月15日だけ をさすことになります。
「ちゅうしゅうのめいげつ」は、旧暦8月15日に見える月のことですから、
漢字では「中秋の名月」と書くのが正しいということになります。
つまり、旧暦8月15日の月は、「中秋の月」で、
旧暦8月全体の月を「仲秋の月」というわけで、
「中秋の名月」 (旧暦8月15日の月)は、
「仲秋の月」( 旧暦8月全体の月)の1つということになります。
ちなみに「十五夜」は、旧暦8月15日の夜のことを言います
「中秋の名月」と「十五夜」の違いは、
「中秋の名月」は、旧暦8月15日の夜の月
「十五夜」は、旧暦8月15日の夜
ですから、「中秋の名月」は、「十五夜のお月さま」となるわけですね。
まとめてみました。
お月見にも、いろんな意味や思いが込められています。
真っ黒な夜空を明るく照らす月は、昔の人々にとっては、
かけがえのない大切な、そして神秘的なものだったのかもしれませんね。
秋の収穫期とも重なり、1年で最も美しく輝く月は、
特別な存在で人々に愛され、現在でも受け継がれていて、
お月見の風習として残っているのだと思います。
昨年は見れなかった「中秋の名月」
もしかしたら、今夜は見れるかもしれません!
今宵は、秋の季節を感じてみてください。
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