天皇陛下一世で一度限りの大嘗祭(だいじょうさい)が14日(木)から、大嘗宮(だいじょうきゅう)で執り行われます
天皇陛下一世で一度限りの「大嘗祭(だいじょうさい)」
今日、11月14日(木)から15日(金)にかけて、
皇居、東御苑に建設された大嘗宮(だいじょうきゅう)を中心に執り行われます。
かがり火の中、古式にのっとって営まれる秘儀です。
大嘗祭は、即位礼と並び皇位継承に伴う重要な皇室行事です。
新天皇陛下は、その年に収穫されたコメやアワなどの新穀を神前に供え、自ら食して国や国民の安寧と、五穀豊穣を祈られます。
大嘗祭は、新天皇が即位後初めて行う新嘗祭です
毎年11月に、皇居内で新嘗祭(にいなめさい)が営まれておりますが、大嘗祭は新天皇が即位後初めて行う新嘗祭です。
大嘗祭の中心儀式が「大嘗宮の儀」です。
秘儀のため、そのご様子は明かされていません。
大嘗祭の起源をたどると7世紀の天武、持統天皇の時代まで遡ると言われています。
純白の祭服をまとった天皇陛下が、
東日本(新潟、長野、静岡から東側の18都道県)の「悠紀(ゆき)地方」と、
西日本(新潟、長野、静岡より西の29府県)の「主基(すき)地方」から
儀式用のコメを育てる「斎田(さいでん)」を設ける都道府県を、焼いた亀の甲のひびで占う「亀卜(きぼく)」で決めます。これも古式にのっとった秘儀とされています。
今回は、栃木県と京都府が選ばれました。
両地方からとれた新穀や神酒を大嘗宮の中の「悠紀殿」と「主基殿」にそれぞれ供え、食されます。
また、全国各都道府県から納入された特産品も供えられます。
大嘗宮は儀式終了後一般公開され、その後解体されます
大嘗宮の儀を終えた後の16日(土)と18日(月)には、参列者に天皇陛下がお酒や料理を振る舞われる「大饗(だいきょう)の儀」が催されます。
また、儀式で使うコメなどを育てた栃木県と京都府の四季を描く「悠紀・主基地方風俗歌屏風」などが飾られるそうです。
舞楽台では、日本で最も起源の古い歌舞とされる「久米舞(くめまい)」も披露され、武官の装束を着用した踊り手が太刀を抜いて勇壮に舞うそうです。
一連の儀式が終わった後、
大嘗宮は、11月21日(木)から12月8日(日)まで一般公開されます。
一般公開後は解体されます。
ただただ、感謝です!
今日くらいは、
今を生かされていること、
命の恵を受けられることを、
天皇陛下とともに祈り、
神々やご先祖様、自然に感謝したいと思っています。
そして、誰よりも、
私たち国民の繁栄と平和を、
日々祈り続けてくださっている天皇陛下へ、
敬意をもって感謝したいと思います。
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