他人（ひと）のために「高めていく」お寺で頂いた心に沁みる言の葉

自分に向けられる全ての言葉を、受け入れることができれば

自分自身を「高めていく」ことができます。

反発して「自分は悪くない」「相手が悪い」と耳を塞げば、

いつまでたっても、

成長できるチャンス、変えられるチャンスを

摑まえることはできません。

自分に向けられる、いろいろな耳障りな言葉は、

足りない自分を気づかせようとしてくれている、

何かを教えようとしてくれている、

有り難いと思い切って受け入れていけば、

なにか、よどんなものが流されていき、

清々しい気持ちが増えてくると思います。

そうやって、言っていただける人がいることは「宝」です。

何ごともなく、穏便に思い通りになっていたら、

何かあっても、その場限りですり抜けていたら、

自分を磨き高めることはできないでしょう。

私も、若かりしサラリーマン時代に

多くのお客様から、お叱りを頂きました。

勿論、全てを受け入れることができたわかではありません。

自分は悪くない、とか

不可抗力、とか

言い訳を見つけていました。

それでも、経験を重ねるにつれて、

なぜ、あのとき、あのお客様から

お叱りを受けたのかが、理解できるようになり、

その後、徐々に、耳を傾けることができるようになりました。

今では、あの頃、いただいたお叱りが、

転ばぬ先の杖になっています。

本当に、感謝です。

思い切って、受け入れてみてください。