新型コロナウイルスの軽症・中等症・重症の世間のイメージと医療現場での症状の違い

ワクチン接種をしている人が少しずつですが増えているのに、新型コロナウイルスの陽性者が急激に増えています。

陽性者ではなくて感染者が増えているのかどうかは分かりませんが・・・・

そんな報道の中でよく耳にするのが、軽症（者）、中等症（者）、重症（者）という言葉ですが、それぞれの症状について思い違いをしている人がいます。

だから、病状の深刻さが伝わらないのではと感じています。

そこで今日は、「新型コロナウイルスの軽症・中等症・重症の世間のイメージと医療現場での症状の違い」について書いてみたいと思います。

世間のイメージと実際の医療現場での症状にズレがあるので危機感が伝わらないのだと私は感じています。

筆、新築一戸建て購入応援「仲介手数料・無料・０円・ゼロ・サービス」の加古川の不動産売買専門会社、未来家（みらいえ）不動産株式会社、代表、清水　浩治

医療現場での重症度は次の4段階です。

◆軽症：血液中の酸素の数値　96％以上

◆中等症１：血液中の酸素の数値　94％～95％

◆中等症２：血液中の酸素の数値　93％以下

◆重症：人工呼吸器や人工心肺装置（ECMO）を装着

「中等症1」では、呼吸困難や肺炎の所見が見られる程度ですが、「中等症２」は、酸素の吸入が必要なほど悪化した症状で、人工呼吸器や人工心肺装置（ECMO）を装着した「重症」の次に重い症状です。

つまり、血液中の酸素の数値が93％以下の「中等症２」で、濃度の高い酸素を送り込む酸素マスクを付けて投薬治療を施しても状態が保てなくなった場合は、人工呼吸器を装着する「重症」の状態になるのです。

「軽症」は、

世間一般的なイメージでは「全然平気、風邪程度、陽性だけど全然大丈夫」ですが、

医療現場では、酸素の投与はいらないものの咳が続いている症状をいい、軽症者は入院が必要でない人のことを指します。

咳き込んだり、息が苦しい、つらい、などの自覚症状があっても、自分で酸素を十分に取り込めている状態であれば入院は必要なく「軽症」になります。

「中等症」は、

世間一般的なイメージでは「息苦しさがある」ですが、医療現場では、「肺炎が広がっている状態」で、ほとんどの人にとっては人生で一番苦しい状態を経験をしている症状をいいます。

つまり、酸素吸入をしないと危ないと判断された人が「中等症」に該当するのです。

「重症」は、

世間一般的なイメージでは「入院が必要だろう」ですが、医療現場では「助からないかもしれない」という深刻な状態のことをいいます。

ICU（集中治療室）での治療を必要とする人、人工呼吸器や人工心肺装置（ECMO）を装着を必要としている人が「重症」に該当するのです。

世間一般的なイメージと医療現場では大きなギャップと思い違いがあるようです。

「軽症、中等症、重症」についての世間一般的なイメージと医療現場での状態の違いには大きな乖離があるようです。

怪我をした場合、

かすり傷なら「軽症」で、

縫う必要がある怪我が「中等症」、

そして、骨折したら「重症」というイメージで

命の危険は感じないと思います。

しかし・・・・・

新型コロナウイルスの場合は、

「中等症」でも、肺炎を発症していたら

酸素吸入をしなければならないのです。

それでも「重症」になってしまうと

強制的に麻酔をかけられ人工呼吸器つけるので意識はなくなるのです。

もっと分かりやすく言うと、

「重症」になったらもう命の危険と隣り合わせっていうことです。

こんな感じで、

感染拡大の危機感が伝わらないのは、症状の分類に原因があるように思います。

もっと簡潔明瞭に

「軽症、中等症、重症」を「中等症、重症、危篤」に変えれば、もっと危機感が伝わると思うのですが。

なぜなら「危篤」とは

新型コロナウイルス感染症の「重症」と同じく

病状が悪化して意識がなくなり、いつ亡くなってもおかしくない状態、回復の見込みがなく命の危険が差し迫っている状態のことですから、この言葉のインパクトが大きいと思うからです。（私の勝手なイメージです）

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