不動産(ご自宅)を売ると決めてから引き渡しまでの流れ Part1
ライフスタイルや家族構成の変化でのご自宅の売却、相続などで取得したが誰も住まないご実家の売却など、不動産を売却する理由は、十人十色です。
また、不動産を売ることが初めての人も多く、何から始めたらいいのか不安になると思います。
今日は、「家を売ると決めてから引き渡しまでの流れ Part1」として、不動産を売ると決めたときから、引き渡しをするまでの流れを知っていただき、大まかな流れを把握することで、あなたの不安が少しでも解消できればと思っています。
売ると決めてから、引渡しまでの大まかな流れです
1.ご自身で近隣相場を調べてみましょう
2.不動産会社に査定を依頼します
3.不動産会社が物件を調査します
4.不動産会社と媒介契約を締結します
5.不動産会社が売却活動を開始します
6.買主と売買契約を締結します
7.買主に不動産を引渡します
今日は、1から3までについて書いてみたいと思います。4以降は次回になります。
1.ご自身で近隣相場を調べてみましょう
まずは、あなたが売りたい不動産の「近隣相場」を調べてみましょう!
不動産の売却で一番気になることは、あなたが「売ろうとしている不動産がいくらで売れるのか?」だと思います。
同じ地域でも、土地の形、面積、方位、間取り、接道方向、等、物件ごとの違いに加えて、いつ売るのかによっても価格は違ってきます。
最終的には、売買金額は、売主様と買主様との合意で決まるのですが、まずは、売りたい不動産の近隣物件が、どれくらで売れているのか、その情報を集めてみましょう。
下記のようなサイトで相場を調べることができます。
◆国土交通省 土地総合情報システム
不動産の取引価格、公示地価、基準地価が分かります。
◆指定流通機構「不動産情取引報提供サイト」
成約価格をもとにした取引情報を検索することができます。
2.不動産会社に査定を依頼します
次に、不動産会社に「査定依頼」をしましょう!
近隣の相場を把握されたら、次は、売却したい不動産がいくらで売れるのか、不動産会社に査定を依頼しましょう。
査定方法は、簡易査定(机上査定)と訪問による実査定の2種類があります。
簡易査定は、物件の所在地や面積、築年数などの情報をもとに算出する方法です。年に一度発表される公示価格や基準地価、路線価などの情報に基づいた概算の価格になります。
訪問による実査定は、簡易査定のデータに加えて、不動産そのものを実際に確認するので、より正確な価格が算出されます。
売却することを決めていて、なるべく詳細な価格が知りたいのであれば、最初から訪問による実査定を選んだほうが良いかもしれませんね。
不動産の査定費用は、いくらぐらいかかるのですか?
査定費用は一般的には無料です。
できれば3社から4社程度に査定を依頼して、価格の違いやサービスなどを比較してください。大手不動産会社だけではなく、地元に強い街の不動産屋さんにも依頼して、それぞれの得意分野を知ることも必要です。
今では、インターネット上で不動産会社の活動地域や活動内容、得意分野などを調べて、不動産会社を決めている人が増えています。
3.不動産会社が物件を調査します
訪問による実査定を依頼すると、不動産会社の担当者が実際に現地を見に来て、現在の物件状態、周辺環境、保守状態などを確認します。
マンションの場合は、専有部分はもちろん、共用部分の構造や設備の状況、管理状態も確認します。
また、陽当りや眺望などのメリットに加えて、近隣の嫌悪施設などのデメリットも、あらかじめ正直に伝えて、より正確な査定価格を出してもらうようにしてください。
このほか、役所や法務局などで法令上の制限や登記関係も調査し査定価格を算出します。
査定では「3ヶ月以内におおむね売却できる価格」を算出するのですが、複数の会社に依頼をすると、会社毎で査定価格が違ってきますので、算出の根拠を聞くことを忘れないでください。
なお、不動産会社が訪問することをご近所に知られたくない場合は、あらかじめ担当者に伝えておき、配慮を求めましょう。
※「家を売ると決めてから引き渡しまでの流れ Part2」4~7については、次回のブログで書かせて頂きます。
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