阪神淡路大震災1.17のつどい あれから25年 1.17希望の灯は、あの日の出来事を静かに語りかけているようです
平成7年(1995年)1月17日 午前5時46分
阪神淡路大震災が発生し、私たちの大切なものを数多く奪っていきました。
6434人の命を奪ったあの震災から、まもなく25年の節目を迎えようとしています。
震災でお亡くなりになられた方を追悼するとともに、震災で培われた「きずな・支えあう心」「やさしさ・思いやり」の大切さを次世代へ語り継いでいくため、
令和2年(2020年)1月17日(金)に「阪神淡路大震災1.17のつどい」が、神戸市中央区の東遊園地で行われます。
当時、私は、神戸市須磨区ある営業所に勤務していました。
瓦礫が散乱していて、トラックやダンプカーが行き交う道路を、ミニバイクで走りながら、須磨区、長田区、兵庫区の避難所に、お客様を探しに行ったことを記憶しています。
「阪神淡路大震災1.17のつどい」東遊園地会場について
◆開催日時:令和2年(2020年)1月17日(金)5:00~21:00
◆開催場所:中央区東遊園地(神戸市役所南側)
◆5:00:竹とうろう点灯、記帳・献花受付開始(~21:00)
◆5:46:黙とう
<神戸市震災25年追悼の集い>
ご遺族による追悼のことば、市長による追悼のことば、献花
※献花用の菊は会場でお配りします
※各区役所・支所・出張所・連絡所では、9:00~17:00まで記帳のみ受け付けます
◆17:00:ローソク再点灯
◆17:46:黙祷
高羽小学校の生徒さんたちによる「しあわせ運べるように」合唱
◆21:00:消灯・終了
マップ(中央区東遊園地)
全ては「阪神淡路大震災」から変わって行きました
戦後まもなく、気象庁が震度7という基準をもうけましたが、平成を振り返ってみると、震度7を超える地震は立て続けに起こりました。
阪神大震災、新潟の中越地震、東日本大震災、熊本地震(2回)、北海道胆振東部地震、そして約3万という尊い命を失いました。
地震が起こる度に、防災体制の見直しが行われてきました。
平成8年(1996年)に、官邸危機管理センターが設置され、24時間体制で召集されるようになりました。
そして、自衛隊の被災地への自主派遣体制が機能するようになり、救出への初動が早くなりました。当時は、「住民の自力で、なんとかしろ」というのが大原則でした。
また、阪神淡路大震災以降には、災害に対してのいろんな法律が出来上がり、大きく変わったのが、SNSの発信ツールによる「緊急地震速報」です。
阪神淡路大震災の犠牲者の約8割が窒息や圧死だったと言われています。「緊急地震速報」は、1秒でも早く、慌てず、まず身の安全を確保することが大事だということで、始まったものです。
限界を乗りこえる原動力は、阪神淡路大震災での教訓「絆」です
しかし、いろいろなことが、見直され、進歩していますが、まだまだ限界があり、その限界をどう乗りこえるのか。
その原動力が「絆」です。それは、阪神淡路大震災が教訓となっています。
阪神淡路大震災で救助された77%の方々は、家族や近隣住民により救出されています。いかに地域との繋がりが大事なのかということが、この教訓です。
そして、その教訓が、活かされて作られたのが、「自主防災組織」です。自主防災組織がたくさんでき、地域の絆が固く結ばれるよう、震災の記憶を後世に伝えていきたいと思っています。
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