あなたが外出すれば医療崩壊につながり死ぬ人が増える、この気持ちが必要なのかも
新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るい、日本でもじわじわと、それも確実に感染者が増えています。そして感染者の増加のスピードが上がってきているようのも思えます。
この状況が続くと医療崩壊がおこり亡くなる人がもっとふえるような危機感を感じます。医療の先端で従事している先生たちも「医療崩壊をするかどうかで死亡者数が決まる」と警鐘を鳴らしています。
私たちが自粛せずに外出すれば、医療崩壊につながり死ぬ人が増える危険性を持っていると言うことだと思います。
あなたが外出すれば医療崩壊につながり死ぬ人が増える、この気持ちを持って今しようとしている行動が今必要なのかを考えなければならないのだと思います。
では「医療崩壊」とはどのような状態のことなのでしょう?
「医療崩壊」は辞書にない俗語でした、しかし
ウィキペディア(Wikipedia)によると
医療崩壊(いりょうほうかい)とは、医療安全に対する過度な社会的要求や医療への過度な期待、医療費抑制政策などを背景とした、医師の士気の低下、防衛医療の増加、病院経営の悪化などにより、安定的・継続的な医療提供体制が成り立たなくなる、という論法で展開される俗語である。
新型コロナウイルスが感染拡大している今使われている「医療崩壊」はちょっと違うような気がします。
今使われている「医療崩壊」は、
◆感染者から見ると、医療機関を受診したくても受診できない、受診できたとしても十分な治療を受けられない
◆医療従事者から見ると、治療してあげたくても十分な治療ができない、治療希望者を診療することすらままならない状態
だと思います。
俗語であり明確な定義はありませんが、どうなったら「医療崩壊」という状態なるのかを想像してみると、それは「ある地域の医療機関が患者を受け入れることができなくなった状態」だと思います。
感染者が増え過ぎてベッドが無い
有能な医療機器があるのに操作できる人がいない
ベッドは有るのに医師や看護師が感染し医療従事者がいない
この状態を起こしてしまう原因が、私たちの自粛しない外出であってはならないと思います。
人が外出すれば死ぬ人が増える
新型コロナウイルスの感染が拡大している他の国々も、人が外出すれば死ぬ人が増えるなんて考えもしなかったと思います。
最初は「熱や咳のある人は一週間の自宅隔離」や休校やイベントの中止も行われず、社会生活の維持を優先した形の「緩やかな」制限でした。
そのため、友達とお酒を飲みに行ったり、天気がいいからと遊びに行ったりしたことで、ウイルスに感染し家に持ち帰り、家族や誰かが感染し、その人が死ぬ。
そして、そのことが繰り返されることで感染拡大が急速に進み、積極的な対策を取らなければ短期間で爆発的に医療崩壊を招き犠牲者が増えるとの警告のもと、外出禁止措置がとられ、事実上の「ロックダウン(都市封鎖)」状態に突入していきました。
緊急事態宣言は甘いかもしれませんが・・・
私たちの行動によって感染爆発が起きるかどうかの未来が変わります。
ただ厄介のことは今現れている結果は2週間前の感染状況の結果だと言うことです。
たとえば今日の感染者の人数が減少しても、それは2週間前の結果であって、それに安心してしまい自粛への緊張が薄れると、2週間後の結果が増加に転じないとも限りません。
日本の緊急事態宣言は諸外国と比べると甘いかもしれませんが、外出禁止措置や事実上の「ロックダウン(都市封鎖)」状態になっていてもおかしくないと認識して、不要不急の外出自粛、3密(密閉・密集・密接)を避ける、ソーシャルディスタンス、手洗いうがい、マスク着用(咳エチケット)などを続けなければならないのです。
私たちが外出すれば医療崩壊につながり死ぬ人が増えると言う認識です。
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