権現ダム・権現湖(ごんげんだむ・ごんげんこ)私の住む街「加古川」の紹介です
加古川市平荘町上原、静かな山里の風景、
田園地帯の向こうに見えるのが「権現ダム(ごんげんだむ)」です。
権現ダムは、平荘ダムに続いて、臨海部の工業地帯へ工業用水を送る二つ目の水源として、昭和57年3月に建設されました。
加古川水系の権現川に、
第1ダム、第2ダム、第3ダムの3つのダムで、山と山との間を堰き止めています。
権現ダム・権現湖、自然を満喫
一番大きな第1ダムは、
高さ32.6メートル、長さは357.4メートルあります。
権現ダムは、コンクリートを使わず、
岩石や土砂を積み上げて造られた、ロックフィルダムです。
石が積まれた斜面が、山々に囲まれ、自然との調和を感じさせます。
第一ダムの北側には、
静かな青い湖面が広がっています。
それが「権現湖(ごんげんこ)」です。
湖の面積は、およそ1平方キロメートル、貯水量は、およそ1100万トンです。
権現湖の周りは、
約10キロメートルの外周道路が整備され、権現湖を眺めながら自然を満喫できます。
加古川右岸自転車道、権現総合公園、権現湖を一望
東側の外周道路は、
加古川右岸自転車道で休憩所やベンチがあります。
西側には「権現池観察広場」があります。
湖畔に東屋が設置され、第2ダムが望めます。
自然がそのまま残り、野鳥観察を楽しむことができます。
権現湖の周辺には、古墳が点在しています。
加古川総合文化センターに、
ダムに水没する前に移された中山1号墳の棺を納める石室が復元されています。
この石室は、横穴式の構造で、内部の奥行はおよそ10メートルです。
権現湖の北にある権現総合公園。
公園の南側にある展望広場からは、権現湖が一望できます。
桜が咲き、紅葉が湖面に映える、権現湖
権現湖から北へ、およそ1.1キロメートル、
志方町野尻の山裾には、加古川で記録に残る、初めての学塾、玉田黙翁塾(たまだもくおうじゅく)。別名、虎渓精舎跡(こけいしょうじゃあと)があります。
玉田 黙翁は、江戸時代の儒学者で、郷里で教育に力を注ぎました。
権現湖の周辺は、
桜が咲き、花見を楽しむことができます。
秋には、もみじが色付き、訪れる人を楽しませてくれます。
山々が秋色に染まり、紅葉が湖面に映える権現湖。
自然豊かな山間の権現ダムを、訪れてみませんか。
マップ(権現ダム・権現湖)
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