高御位山 私の住む街、加古川の紹介です。
加古川市志方町成井、そこに、高御位山(たかみくらやま)はあります。
加古川市と高砂市の境にある高御位山は、標高304メートルで、播磨富士(はりまふじ)とも呼ばれています。
初心者や年配の方に人気、高御位山の『成井の登山道』
高御位山の登山道は、いくつかありますが、成井の登山道は、初心者や年配の登山者が数多く訪れています。この登山道には、整備された階段が多く、一丁から十八丁までの石柱(道標)が建てられていて、所々にベンチなどが設けられています。
山頂に登るにつれて、加古川の風景が広がっていきます。新緑の頃には、山には野生の笹ユリが花を咲かせます。淡いピンクの可憐な姿は、登山者の心を癒してくれます。最近では、その数が減り、地元の人に大切に守られています。
見晴らしのいい頂上付近の岩場と、神が宿る巨大な岩
頂上付近の岩場は、見晴らしがよく、下から吹きあがる風が、心地よく感じます。山々に抱かれるこの地区の人々は、昔から山と深くかかわってきました。
人々は、古くから山頂の巨大な岩には神が宿ると信じ、お祀りしていきました。古くから山全体を御神体とした山岳信仰の名残を今も伝えています。
高御位神社、高御位大明神御降臨之座址
山頂にある、高御位神社(たかみくらじんじゃ)は、印南郡の中で最も早く神を祀った場所として記録に残っています。ここには、大己貴命(おおなむちのみこと)、またの名を、大国主命(おおくにぬしのみこと)を主祭神とする『高御位大明神』が祀られています。
高御位山の名前は、この高御位大明神からつけられました。神社の南側の岩場には、高御位大明神御降臨之座址(たかみくらだいみょうじんごこうりんのざあと)があります。ここには、およそ1200年前に大国主命が、国づくりのために降りてこられてという言い伝えがあります。
手作りのグライダーで関西初飛行、飛翔の碑
この岩場は、垂直になだれ落ちる断崖になっています。ここから、グライダーで飛び立った人がいます。志方町出身の、渡辺 信二(わたなべのぶじ)氏です。
信二氏は、二年の歳月をかけ、およそ翼8メートル、機長4メートルのグライダーを完成させました。大正10年、信二氏が21歳のとき、ここから勢いよく飛び立ちました。これが、手作りのグライダーで、関西初飛行を成し遂げた瞬間でした。
渡辺 信二氏の偉業をたたえて、神社の東に、飛翔の碑が建てられています。
心地よい空気と風、頂上からの澄み渡る景色
山頂からは、播磨平野が一望でき、遠くには、明石海峡大橋や淡路島なども望めます。昔から、多くの人に愛され、親しまれている高御位山。
心地よい空気と風、頂上からの澄み渡る景色を、眺めてみてはいかがでしょう。
マップ(地図)
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