鶴林寺の花まつりは、令和元年5月8日です
令和元年5月8日に、鶴林寺で、お釈迦様の誕生をお祝いする法要「花まつり」が行われます。
お釈迦様は、2600年前、現在のネパール国のルンビニ園で生まれました。
そのとき、九つの竜が現れて、生まれたばかりのお釈迦さまの体に清浄の甘い水を注いで産湯としたという説話に基づいて、花で飾った花御堂に誕生仏の像をお祀り、甘茶でお祝します。
鶴林寺、釈尊降誕会「花まつり」
令和元年5月8日(水)9:00~15:00(当日入山無料)
当日は、本堂で、甘茶の接待や、塔婆回向、納骨と納髪の供養も執り行われます。
鶴林寺:加古川市加古川町北在家424
TEL:079-454-7053 FAX:079-454-7055
「花まつり」とは?
「花まつり」とは、お釈迦さまのお誕生日を祝う仏教の行事で、「灌仏会(かんぶつえ)」「仏生会(ぶっしょうえ)」「浴仏会(よくぶつえ)」「降誕会(こうたんえ)」「竜華会(りゅうげえ)」ともいわれます。
花まつりは、4月8日を中心に行われます。お釈迦様の誕生日は、旧暦の4月8日で、新暦に直すと、今年は5月3日なのですが、これは毎年変わるので、5月8日をお釈迦様の誕生日としてお祝いするところもあります。
「花まつり」は、いつ頃から行われていたのでしょう?
「花まつり」は、仏教を開かれたお釈迦さまの誕生日を祝う行事ですので、仏教なら宗派を問わず、共通して祝われます。
古くは西域で行われていたようですが、中国では4世紀の後趙(こうちょう)で行われ、唐や宋の時代に広まったそうです。
日本で最初に花祭りが行われたのは、聖徳太子が活躍していた606年の4月8日とされています。
その後、奈良時代には、大きなお寺に広まり、平安時代には、お寺の年中行事として一般化し、江戸時代になると、寺子屋で庶民に広まっていったそうです。
「花まつり」は、どんな行事なのでしょう?
お釈迦さまは、約2600年前、インドのカピラ城の主であった浄飯王(じょうぼんのう)と、マーヤー(摩耶)夫人の間に生まれられました。
マーヤー夫人が出産のために故郷に帰省される途中、4月8日、美しい花が咲き乱れる「ルンビニー園」という花園で、お釈迦様はお生まれになったことから、お釈迦さまのお誕生日を「花まつり」といって祝います。
現在の日本の「花まつり」では、花で飾った小さなお堂の中の、右手で天を、左手で地を指さした、生まれたばかりのお釈迦様である誕生仏に、甘茶をかけて祝います。
これは、お釈迦さまが生まれた時、九つの竜が現れて、生まれたばかりのお釈迦さまの体に、清浄の甘い水を注いで産湯としたという説話に基づいています。
そのとき、生まれたばかりのお釈迦さまは、四方に7歩ずつ歩かれて、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)」と言われたと伝えられます。
◆次回は、お釈迦様が何故7歩歩かれたのか、天上天下唯我独尊に込められた意味について書きたいと思います。
マップ(鶴林寺)
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