鶴林寺の「菩提樹」と「沙羅の樹」の開花情報が気になる頃になりました
6月上旬から下旬にかけて、鶴林寺では
お釈迦様の成道の樹「菩提樹」、入滅の樹「沙羅」の花を楽しむことができます。
5月下旬ころから、菩提樹が小さな花を鈴なりに咲かせ始めます。
6月中旬ころからは、沙羅の白い花が咲き始め、二つの花を同時に楽しむことができます。
そして、今年は、どちらかの花が「開花中」の期間のみ、花の模様が入った特別な御朱印を本堂で、いただくことができます。
お釈迦様の成道の樹、菩提樹(ぼだいじゅ)
菩提樹は、お釈迦様お悟りの木で、インドボダイジュというクワ科の植物です。
苦行で衰弱した身体を尼蓮禅河の流れで浄め、村の娘スジャータから乳糜(にゅうび、乳粥)の供養を受け元気を回復し、ブッダガヤで悟りを開かれたときに座った木です。
お寺のお庭で見かけるボダイジュは、中国原産のシナノキ科で、栄西禅師が12世紀にもたらしたと言われています。インドボダイジュは寒さに弱く温室等で栽培されます。
お釈迦様の入滅の樹、沙羅双樹(さらそうじゅ)
沙羅双樹は、お釈迦様の入滅(にゅうめつ)の木で、フタバガキ科の植物です。
各地に教化の旅の途中、ひとりの鍛冶屋から供養を受けました。それにより激しい腹痛をおこし、二本の沙羅双樹の間に身を横たえられ、最後の説法をされ涅槃に入ったといわれる木です。
その時、沙羅双樹は満開の花をつけ、その白い花は次々とお釈迦様の上に舞散り、覆いつくしたと言われています。お釈迦さまの入滅とともに枯れはて、その白い花が白鶴が群れをなして留まっているように見えたとされるところから鶴林(かくりん)ともいわれます。
鶴林寺、菩提樹または沙羅の開花 information
◆公開期間:菩提樹または沙羅の開花中(6月上旬~下旬)
◆公開時間:9時~16時30分(閉:17時)/年中無休
◆ところ:刀田山 鶴林寺
加古川市加古川町北在家424
◆入山料:大人500円、小・中学生200円
◆宝物館:大人500円、小・中学生200円
※セット割引有・ココロンカード提示で無料
◆問合せ:刀田山 鶴林寺 079-454-7053
マップ(刀田山 鶴林寺)
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