他人(ひと)のために「宿命と運命、善因善果と悪因悪果」お寺で頂いた心に沁みる言の葉
「宿命」と「運命」は、
よく似た言葉ですので、同様の意味としてとらえている人も多いと思います。
同じ「命」が含まれていますが、
実は、大きな違いがあります。
また、「宿命」と「運命」につながるものとして、
「善因善果」と「悪因悪果」があります。
そこで今日は「他人(ひと)のために宿命と運命、善因善果と悪因悪果、お寺で頂いた心に沁みる言の葉」について書いてみたいと思います。
「宿命」は「宿る命(やどるいのち)」
「宿命」は「宿る命(やどるいのち)」
産まれる前から自分に宿っていることを「宿命」と言います。
男として産まれること、女として産まれること、
もっと深い意味でいえば、
人間として産まれたことが「宿命」です。
変えることができない「産まれながらに宿っていること」を「宿命」といいます。
「運命」は「運ぶ命(はこぶいのち)」
「運命」 は「運ぶ命(はこぶいのち)」
産まれてから、自分が経験し、行った事実が蓄積されたことが原因となって、今、現実に起こっている現象が過去から見た「運命」です。
「運ぶ命」ですから、自分の力で運び、動かし、コントロールができます。
どんな人と出逢い、どんな経験をして、
どこの学校に行って、どんな仕事に就いて、
誰と巡り会い結婚するのかは、
自分が行ったことが 「原因」になって導かれた「結果」です。
それが「運命」です。
善因善果、悪因悪果、だから運命は変えられる。
「善因善果(ぜんいんぜんか)」は、良い原因は良い結果を導く、
「悪因悪果(あくいんあっか)」は、悪い原因は悪い結果を導く、
という意味です。
自分が経験し、行った事実が蓄積されたことが原因になって、
今、起こっている現実が、過去から見た「運命」と言うことは、
善因善果で、自分の運命を良いものに変えることができるのです。
自分のこれからを良いものにしていくためにも、
自己中心で、自分のことだけしか考えず、
目の前のことに囚われることの無いよう、
常に「他人(ひと)のために!」を心魂に刻んでいきたいと思います。
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