梅雨が明けて、いよいよ夏本番!コロナにも熱中症にも注意してください!
梅雨が明けて、いよいよこれから夏本番です!
それとともに、熱中症の危険性も高まってきます。
そして今年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のためのマスク着用で、熱中症のリスクは更に高くなります。
今年の夏は、新型コロナウイルス感染症に注意するとともに、今まで以上に熱中症対策にも注意するよう心がけてください!
「新しい生活様式」マスク着用時の熱中症予防
新型コロナウイルス感染防止の「新しい生活様式」3つの基本
1.人と人との距離を空ける
2.マスクを着用する
3.3密(密集、密接、密閉)を避ける
本格的な夏を迎えるにあたり、「新しい生活様式」を実践しながら「熱中症」についても今まで以上に注意していかなければなりません。
そして、マスク着用時に熱中症を予防するための注意ポイントは、
イ.マスク内に湿気が溜まって、のどの渇きが感じづらくなっていますので、のどが渇いていなくても、こまめに水分補給を心掛けてください
ロ.屋外では人と人との距離が2m以上とれる場合は、マスクをはずしても大丈夫
※屋内施設での運動などは、クラスター(集団感染)のリスクがあるので、マスクは可能な範囲で着用してください。
ハ.マスクを着用している場合には、強い負荷の運動や作業は避けてください。
ニ.周囲の人との距離をとり、マスクをこまめにはずして休憩してください。
その他の新型コロナウイルス感染症に伴う熱中症予防策
◆熱中症になりやすいお年寄りや子どもへ目を配り、みんなで声を掛け合うようにしてください
◆新型コロナウイルス感染症予防のため、冷房中でも換気する必要があるので、熱中症予防のためにエアコンの温度設定をこまめに調整し、30分に1回、数分程度の換気を行ってください
◆体温測定や健康チェックは、新型コロナウイルス感染症だけでなく、熱中症を予防する上でもたいへん有効です
◆体調が悪いと感じた時は、無理せずゆっくり休むようにしてください
熱中症のとは?
熱中症とは、
気温や湿度が高くなると、体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどいときには、痙攣(けいれん)や意識の異常など、様々な障害を起こす症状のことです。
また、最悪の場合には死亡事故につながるケースもあります。
熱中症の予防!一番大切なのは「水分補給」
熱中症の予防には、「水分補給」が一番大切です。
喉の渇きを感じる前に、こまめな水分補給をしてください。
特に高齢の方は、暑さを感じにくく、室内でも熱中症になることがあるので十分注意してください。また自分で喉の渇きなどを訴えにくい乳幼児にも目を配ってあげてください。
また、熱中症は、梅雨明け前後の湿度が高く、蒸し暑いこの時期に増加する傾向がありますので、日頃から軽い運動をするなど汗をかく練習をして、徐々に暑さに体を慣らし、暑い夏を乗り切るようにしてください。
ただし、マスクを着けたままでの強い負荷の運動だけは避けてください。熱中症は、一人ひとりが正しい知識を持つことで防ぐことができるのです。
加古川市消防本部管内の熱中症救急搬送状況
令和元年(2019年)4月から10月までの
<月別救急搬送状況>
◆4月:0件 ◆5月:4件 ◆6月:5件
◆7月:43件 ◆8月:93件 ◆9月:33件
◆10月:0件 ◆合計:179件
昨年のデータでは、梅雨明けの8月には急激に熱中症の搬送件数が増加しています。今年は、新型コロナウイルスによる影響で、昨年よりも熱中症になる可能性が高くなると思いますので、特に梅雨明けの8月は予防対策をしっかり行ってください。
<年齢別搬送状況>
◆新生児・乳幼児(6歳まで):4人(2%)
◆少年(7歳から17歳):29人(16%)
◆成人(18歳から64歳):67人(38%)
◆高齢者(65歳以上):78人(44%)
年齢別にみると、高齢者の割合が高くなっています。高齢になると暑さを感じにくく、知らないうちに脱水症状になってしまうことがあるのです。特に今年の夏は、のどが渇いていなくても水分補給をこまめに行うようにしてください。
<発生場所別搬送状況>
◆屋内:112人(63%)
◆屋外:66人(37%)
熱中症は、炎天下の屋外で発生するものと思われがちですが、実際には屋内の方が多く発生しています。蒸し暑い日は、エアコンを付けて快適に過ごしてください。
熱中症の応急手当
◆涼しい場所へ移動し、衣服を緩め、安静に寝かせてください
◆エアコン、扇風機、うちわなどで風をあてて身体を冷やしてください
◆脇の下や太ももの付け根などを冷やしてください
◆飲めるようであれば水分を少しずつ頻回に取らせてください
そして、こんな時にはためらわずに救急車を呼んでください
◆自分で水が飲めなかったり、脱力感や倦怠感が強く、動けないとき
◆意識がない、全身のけいれんがあるなどの症状を発見されたとき
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