蝉（セミ）の寿命、ふと気づいたら鳴き声が聞こえなくなっていました

ふと気づくと蝉（セミ）の鳴き声が聞こえなくなっていました。

つい最近まで鳴き声で目が覚めるほどたくましく泣いていたのに・・・・

蝉の寿命は短いと言われていますけど、こんなに一斉に鳴かなくなるのでしょうか？

家の周りのあちこちに無残にも亡骸が転がっています。

まだ、夏真っ盛りなのに・・・・毎年、梅雨明けの頃には一斉に大合唱を始めるセミ

そこで今日は、「蝉（セミ）の寿命、ふと気づいたら鳴き声が聞こえなくなっていました」について書いてみたいと思います。

筆、新築一戸建て購入応援「仲介手数料・無料・０円・ゼロ・サービス」の加古川の不動産売買専門会社、未来家（みらいえ）不動産株式会社、代表、清水　浩治

何か物足りないと感じていたら、蝉が鳴いていません。

7月の初旬から中旬にかけては、たくましく鳴いていたのに、ふと気づくと蝉の鳴き声が聞こえてきません。

気になったので少し調べてみました。

梅雨が明けた頃は確かに蝉は鳴いていましたが、今は、まだ夏真っ盛りなのに鳴き声が聞こえません。

土の中で成長する蝉が羽化するためには、気温の上昇の他、まとまった雨が不可欠なのだそうです。

今年は、6月中に梅雨明けした地域がでるなど記録的に短い梅雨で、あっという間に本格的な夏を迎えました。

この短い梅雨による少ない雨が影響している可能性が高いようです。

つまり、記録的に短い梅雨のため雨の量が少なかったため、蝉が羽化のタイミングを見失っているのかもしれない、という見解があるようです。

蝉の幼虫の期間は、数年～7年、長い場合は10年以上も土の中で過ごすこともあるそうでが、成虫になって地上で過ごす期間は、わずか1週間から数週間で、条件が良くて長生きしたとしても1か月ほどだそうです。

私たちが普段目にしている木などで鳴いている蝉は成虫で、木の幹などに卵を産み、卵から生まれた幼虫は土の中に移動し、そこで長い期間を過ごし、やがて成虫になると地上に出てくるのです。

成虫と幼虫の期間を比べると、幼虫でいる期間は長く、成虫の期間はとても短いということになります。

幼虫のときの殻を脱ぎ捨てて成虫になった蝉は、地上で卵を産んでで自分の命を次に引きついでいくという大事な使命があります。

つまり、子孫繁栄のために地上に出てきたといっても過言ではないのです。

しかし、その使命は短時間で終えなければなりません。

なぜなら、成虫になった蝉の身体は、オスは飛ぶことと鳴くことだけに、メスは飛ぶことと卵を産むことだけのために与えられたものだからです。

つまり、蝉の身体は長生きするためには創られていないのです。

成虫になった蝉の寿命は、卵を産み交尾するわずか1週間から数週間です。その期間は、あまり栄養分の無い樹の汁を吸って生きています。

言い換えると、その期間だけ生きていられればいいわけです。

先ほども少し触れましたが、

鳴き声を発することができるのはオスだけ、メスに合図を出すために、あのようにたくましい鳴き声を発しているのです。

蝉の鳴き声は、

生きていられるわずかの期間で与えられた使命を果たすためのものなのです。

そのおかげで、

他の虫たちに比べてオスとメスが出会う確率が高くなっているそうです。

私たちの目に触れる期間はわずかかもしれませんが、長い期間土の中で成長してきて、やっとの思い出地上に出てきた蝉。

短くも力強い一生かもしれませんね。

蝉は、成虫になってからは1週間程度の命といわれていますが、中には数週間から1ヵ月程度生きている蝉もいるみたいです。

それでも、ひと夏だけの短い命であることには変わりは有りません。

ただし、短命と言われているのは成虫になってからの話で、成虫になるまでの幼虫の期間は土の中で何年も過ごしています。

一般的に、昆虫全般は短命です。

寿命が長いものでも、卵から孵化して幼虫になり、成虫になってから一生を終えるまで1年に満たないものが、ほとんどです。

そのなかで蝉は何年も生きる実に長生きな寿命の持ち主なのです。