他人(ひと)のために「原因と結果」お寺で頂いた心に沁みる言の葉
今、起こっている「結果」には、そうなるための「原因」があります。
失敗という「結果」があれば、失敗に導いた「原因」があり、成功という「結果」があれば、成功に導いてくれた「原因」があるのです。
その「原因」を我欲や偏見を取り除いて知っていくことで「正道(正しい道)」が蓄積されていくのではないでしょうか
そのためにも、
正しい考え、正しい見方、正しい言葉、正しい姿勢、正しい仕事、正しい生活、そして、正しいことを続けていく努力 が、欠かせないことになると思います。
心の眼(まなこ)を開いて正道を見極める
「おまえの目は節穴か!」と叱られたことがあります。
肉体の目は開いていても、心の眼が眠っていたら「正しいものを見ることができない」ってことです。
人間は他人のことはよく分析することができますが、自分のこととなると、なかなか正しく見ることができないものです。
自分自身を正しく分析するためには、心の眼を開けるようになれる努力が必要なのです。
「心の眼を開く」とは?!
自分を見る時も、他人を見るときのように、第三者の眼で客観的に見ると、その実態がわかってきます。
但し、客観的に見ている言いながら、その見方の中に私心(自分中心の考え)やエゴ(偏見)があっては事の真実をみることはできません。
私たちの普段の生活を見返してみてください。
目と耳を通して得た情報によって、蓄積された経験と知識は、実は自分の欲を土台にした価値観と偏見になっている場合が多いのではないでしょうか。
そのために、職場や家庭生活で、様々な矛盾と執着をつくり、本当の正しいもの「正道」が見えなくなっているのだと思いませんか?
だから「おまえの目は節穴か!」と叱られるのです。
私心やエゴを捨て矛盾や執着を蓄積しないためには「七つの正しい行いと努力」が必要になります。
それが、
正しい考え、正しい見方、正しい言葉、正しい姿勢、正しい仕事、正しい生活、そして、正しいことを続けていく努力 です。
心の眼を開いたとき、閉じているとき
普段の生活で眼をつむっていたら、光は射し込んでこないので眠くなってきます。
心の眼が開いているときには、光(正しいこと)を有り難く受け取ることができます。
心の眼が閉じていたら、光(正しいこと)が射し込んでも何も感じることができないどころか、眠るのにかえって光が邪魔になるのです。
あなたに起こった結果が失敗でも成功でも、その原因を正しく振り返えることができるように、「七つの正しい行いと努力」を続けて欲しいと思います。
そして、心の眼を開いて正道を見極めて欲しいと思います。
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