秋分の日 真西に沈む夕日に向かって祈ってみませんか!
お彼岸の中日に、真西に沈む夕陽に向かって、祈りを捧げることには、
煩悩を払い、大きな功徳を頂けるそうです。
彼岸の入り、彼岸の中日、彼岸明け
お彼岸は、
3月の「春分の日」と、9月の「秋分の日」の前後3日間を合わせた7日間で、
それぞれの初日を「彼岸の入り」 、
終わりの日を「彼岸明け」といい、
春分の日と秋分の日 を「彼岸の中日」といいます。
お彼岸の期間は、その年ごとに変わります。
彼岸の中日は、春と秋それぞれ、月の中旬過ぎが一般的で、
太陽が真東から昇って真西に沈む日になり、
春は3月21日頃、秋は9月23日頃が目安となるのですが、
なぜ、21日頃、23日頃となるのでしょうか?
実は、1年は365日ではなくて、365日+約6時間で、
年ごとに少しずれるからだそうです。
お彼岸の時期には季節が変わりお墓参りしやすい安定した気候になるのも特徴ですね。
お彼岸の本来の意味は
「彼岸(ひがん)」は、煩悩を脱した悟りの境地のことで、
私達の世界「此岸(しがん)」 から見て、三途の川をはさんだ向こう側(仏様世界)という意味だそうです。
彼岸は「パーラミター、波羅蜜(はらみつ)」という梵語(ぼんご)の漢音写で
「到彼岸(とうひがん)」と訳されます。
「此の迷いの岸である現実の世界から、彼の悟りの岸である仏の世界へ到達する」
という意味でもあります。
そして、お彼岸には「悟り」をひらくための仏道修行の期間という意味合いもあり、
普段、仏道修行をしていない人達も、彼岸の期間中は、
西の太陽に祈りを捧げ、煩悩を払っていたそうです。
現在でも彼岸会や法要を行う寺院は多く、先祖を供養しお墓参りをします。
国民祝日に関する法律では、
・春分の日=「自然をたたえ、生物を慈しむ日」
・秋分の日=「先祖を敬い、亡くなった人を忍ぶ」 とあります。
お彼岸で西の太陽に向かって拝むのはなぜでしょう?
春分の日と秋分の日の中日は、太陽が真東から昇って真西沈む日です。
この日に夕日を拝むのは、西にある浄土に向かって拝むことになると言われているので、この行いは功徳があると言われています。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われているように、お彼岸が来ると、最も過ごしやすい季節になりますね。
そして、今日の夕方、キレイな夕日が拝めますように、お祈りします。
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