天下原の毘沙門さん(あまがはらのびしゃもんさん)私の住む街「加古川」の紹介です
加古川市東神吉町に、天下原の毘沙門さん(あまがはらのびしゃもんさん)はあります。
ウエルネスパークの北にある黒岩山。この山は、別名、燕山(つばくらやま)とも呼ばれ、標高132メートルと、低い、なだらかな山です。
頂上からの眺めは良く、昔から地元の人々に親しまれていて、この場所を天下原(あまがはら)と呼んでいます。
大歳神社、天下原の毘沙門さん
黒岩山の中腹に神社が見えます。これが「大歳神社(おおとしじんじゃ)」「天下原の毘沙門さん」です。
石畳を進み、急な石段を上ると高台になっていて、隙間なく積まれた石垣が目に入っていきます。石橋を渡り、さらに石段を上ると「大歳神社」です。
この神社は、弘化3年(1846年)に建てられたものと言われています。老朽化が進み、平成元年に改築されました。
勝負ごとの神様、大願成就の神様
本尊は、岩肌に彫刻された、磨崖仏(まがいぶつ)の毘沙門天です。そのため、親しみを込めて「天下原の毘沙門さん」と呼ばれています。
岩肌の本尊を護るようして、社殿が建てられています。社殿には、天下原にちなんだ絵馬が奉納されています。
天下原と言う地名の由来は、一つは、毘沙門天が降り立ったと村であるという説、さらに、天人が天から下って、この地に羽衣をかけたという説です。
毘沙門天は、四天王の一つで、多聞天(たもんてん)とも言われ、勝負事の神様として、また、病気や災難を除き、大願成就を果たすとされ、古くから深く信仰されてきました。
七守神社、商売繁盛
東に目をやると、「七守神社(しちもりじんじゃ)」があります。
ここには、商売繁盛の神様、稲荷大明神が祀られています。
「七守のいなりさまや、村人が、はんじょ、はんじょと、ねがふなりけり」と謳われ、地元の人々に参拝されています。
四季を感じられるハイキングコース
境内からは、ウエルネスパークをはじめ、閑静な東神吉の街並みを見渡すことができます。
秋は、山も木々が色づき紅葉を、また、春には、桜を楽しむことができます。
神社の途中の高台には、ハイキングコースが整備され、東西に伸び、東は平荘湖、西は黒岩山、神吉山へと続いています。
自然が豊かな天下原、そんな天下原の毘沙門さんに、ハイキングに出かけませんか。
マップ(大歳神社 天下原の毘沙門さん)
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