加古川東市民病院跡地のその後 建物は取り壊され、更地になりました!
平成28年7月の加古川中央市民病院の開院に伴い、加古川東市民病院は閉院し、市民病院としての機能を終えました。
この貴重な財産である、加古川東市民病院跡地を有効に活用するため、「加古川市東消防署の新築移転」「東加古川公民館の新築移転」「東加古川子育てプラザの新築移転」を整備方針とした「加古川東市民病院跡地活用計画」が決定されました。
そして、加古川東市民病院の建物の解体作業が始まり、現在は、更地の状態になっています。
※「加古川東市民病院跡地整備事業」本格建設工事始動!加古川東公民館、子育てプラザの複合施設・加古川東消防署(2020年12月15日ブログ)
加古川市東消防署の新築移転について
現在の加古川市東消防署は、昭和52年に建築された建物で、建築後約42年が経過していて、老朽化が進んでいます。
元々は、分署であったことから施設としては敷地面積が狭く、車庫のスペースも限られていて、はしご車の車庫入れのときには、国道2号へ大きく旋回しなければならず、歩行者や通行車両への接触が懸念されている状況です。
また、人口集積地を管轄する消防署として、消防力の機能的な充実と強化が求められるとともに、職務に従事する消防職員の勤務環境面でも、改善が必要となっています。
そのため、現在よりも広い敷地を確保し、災害活動拠点機能を備えた新消防署の整備が必要なのです。
東加古川公民館の新築移転について
現在の東加古川公民館は、昭和48年に建築された建物で、老朽化に加え、駐車場の不足が長年の懸案となっています。
東加古川公民館は、生涯学習の拠点施設として、子どもから高齢者まで、すべての人に自ら学ぶ機会を提供しています。多世代がそれぞれの目的に応じて利用し、また、そこで新たな交流が生まれています。
東加古川公民館内での活動はもちろんですが、景観に配慮し、天気のよい日には、屋外に設けた憩いの空間で親睦が図られるような、地域住民に親しまれ、多くの来館者で活気あふれる施設整備が望まれています。
東加古川子育てプラザの新築移転について
現在の東加古川子育てプラザは、平成19年度に開館以降、建物を民間事業者から賃借し運営されています。その賃貸借契約は、平成33年度末の期間満了後の移転先が懸案となっています。
また、利用者数は年々増加していて、駐車台数、プレイルーム、屋外スペースの不足も懸案となっています。
東加古川子育てプラザは、子育て支援の拠点施設として、小学校就学前の児童や、その保護者が相互の交流を行う場も提供しており、子育てについての相談、情報の提供、助言その他の援助を行っています。
東加古川子育てプラザ内での活動はもちろんですが、異年齢の子どもたちが、安全に遊べる十分な屋内スペースがなく、芝生広場と砂場だけの屋外スペースも非常に狭いため、就学前児童が自由に遊べる空間を確保するなど、子育て世代に魅力的な施設整備が望まれています。
交流・学び・安心・憩い・賑わい・の5つのキーワード、地域に愛される開かれた空間
加古川市東消防署、東加古川公民館、東加古川子育てプラザが、同じ場所に集まり施設間の相互連携が深まり「交流」「学び」「安心」「憩い」「賑わい」の5つのキーワードに、誰もが気軽に利用でき「地域に愛される開かれた空間」になることを期待します。
また、この空間が地域の魅力となって、加古川が「いつまでも住み続けたいまち」になり、加古川に住みたいと思っていただける人が増えていくことに期待します。
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