沖縄の象徴と誇り「首里城」が焼失!私の想い出にある「首里城」はあの日のままです!
沖縄の象徴と誇り「首里城」が、突然の大火で、正殿や北殿、南殿など中心的な建物が一夜にして全焼してしまいました。
復元されたばかりの「首里城」の焼失です。
沖縄の人たちの悲しみは、計り知れないものだと思います。
写真は、平成30年(2018年)6月の沖縄旅行で撮影した再建途中だった首里城です。初めての沖縄旅行で最初に訪れた「首里城」です
焼失の姿を載せる勇気がありません・・・・
私の想い出にある「首里城」は、あの日のままです!
沖縄の人たちの誇り、世界遺産「首里城跡」
首里城は、約500年前に建てられ、その後、太平洋戦争で焼失、1992年以降に復元を続けていました。
2000年には「首里城跡」が沖縄県内のほかの城跡とあわせて世界遺産に登録されました。
沖縄の人たちの誇りであるとともに、県外の私たちにも、観光スポットとして親しまれています。
また、2,000円札に「首里城の守礼門」が描かれています。
過去4回の火災、その度に再建!
首里城は、過去4回の火災に見舞われましたが、その度に再建を繰り返してきました。
一度目の焼失は、享徳2年(1453年)に発生した王位争いで城内は完全に破壊されました
二度目の焼失は、万治3年(1660年)のことで、再建に11年の年月を要したそうです。
三度目の焼失は、宝永6年(1709年)の火災で正殿・北殿・南殿などが焼失しました。
現代の首里城の建築は、三度目の火災の後に再建された姿を基にしているそうです。
四度目の焼失は、昭和20年(1945年)にアメリカ軍艦から砲撃を受け焼失したそうです。
しかし、1992年に沖縄の本土復帰20周年を記念して、国営公園として復元するなど、火災のたびに再建を繰り返してきました。
沖縄戦で焼失し、残った資料も少ない中での復元は困難だと言われていました。
しかし、職人さんや宮大工さん、研究者や沖縄の人たちの「沖縄の歴史を取り戻そう」という一心から、様々な知恵と沢山の人々の力を合わせて、
今年、令和元年(2019年)2月、三十数年かけた復元工事が完成したばかりでした。
苦難を乗り越えて、五回目の再建を!
戦争やいろいろなことに耐えて生きてこられた人たちにとって、「首里城」は沖縄の象徴だったはず。
再建されてきた「首里城」の姿を見ながら、頑張って生きてきたはず。
10月27日から11月3日にかけて「首里城祭」期間中、週末に予定されていた、琉球王国時代を再現する「古式行列」は、沖縄の人たちにとっては、年に一度の楽しみだったはず。
沖縄の人たちの自慢である「首里城」。
苦難にあっても再建を繰りかえしてきた「首里城」。
五回目の奇跡を心からお祈り申し上げます。
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