不動産売買のトラブルに遭遇しないための基本中の基本!
不動産売買のトラブルに遭遇しないための基本中の基本についてお伝えします!
不動産の売買は、高額取引になりますので、
安全で円滑に進みトラブルなく完了することが望ましいのですが、
残念ながらトラブルは少なくありません。
これには理由があり、それを知っている人は少ないと思います。
そこで今日は、あなたにできる
不動産トラブルを未然に防ぐ対応方法を書いてみたいと思います。
不動産売買のトラブルはなぜ多いのでしょうか?
厳しい言い方をします。
実は、売買の当事者(一般の売主様、買主様)の
知識不足が原因で起こる不動産売買トラブルが多いのです。
過去のトラブル事例や正しい知識が分かっていればトラブルは起こりません。
ですから、しっかりと勉強して欲しいと思います。
と言いたいところですが・・・・
不動産の売買は、専門的知識や法律、
取引の慣行が絡む複雑なものですので、すぐに身につくものではありません。
ですから、
法律や知識のことではなくて、
ここだけでも押さえいただければ、
トラブルを未然に回避できる「基本中の基本」をお伝えしますので
参考にして下さい。
基本中の基本 その1 質問と確認を重ねる!
不動産の売買では、ほとんどの場合、不動産会社に仲介を依頼します。
そのとき、あなたの対応をするのが不動産会社の営業マンで、
その仕事は不動産を売り仲介手数料を稼ぐことです。
そのことを優先し、多少問題があっても
そのことを告げずに売ろうとする営業マンが少なくないのです。
そこで役立つ質問が
「聞いていたら、この物件は買わなかった、という内容はないですか?」です。
そのような内容が有っても無くても、
営業マンの答えをその場でメモを取るようにしてください。
メモの取り方は、
●月●日(●曜日)●時●分「営業マンの氏名」曰く「答えの内容」です。
メモを取る姿は営業マンにとってプレッシャーになります。
そして、本当に買うべき物件かどうかはもちろんですが、
将来のライフスタイルまで考えて時間を掛けてじっくりと考えてください。
基本中の基本 その2 契約書類を甘く見ない!
不動産の売買契約書は大きく分けて
物件の表示、支払い条件、約定事項、特約条項、になります。
そして、契約書を読んで説明するのが不動産会社の担当者なのですが、
その中にも、
知識が豊富な人、乏しい人
取引の経験が多い人、少ない人
取引の慣行を理解している人、理解していない人
分かりやすく説明してくれる人、ただ読むだけの人
と言うことを理解したうえで、
ここでの基本は
説明を受けるときに理解できない部分をそのままにしない、です。
契約書に書かれていることは全て法的な約束事ですので
絶対にやってはいけません!
ここで、あなたに実行して欲しいことは
契約当日に初めて書類を見る人が多いと言うことを認識したうえで
不動産業者から事前に契約関係書類(写し)をもらってください。
そして、隅々まで目を通し理解できない点が有れば、
契約当日までに自身で調べて営業担当者に確認することです。
そこで注意して欲しいことが曖昧な表現の特約条項です。
特約条項とは、もともと契約書に記載されている約定事項とは別に
当事者間だけで取り決めた、この契約だけの約束事です。
その内容が、どうとでも取れる表現ではトラブルのもとです。
誰が読んでも同じ意味で理解できるように書き変えてもらうことをお勧めします。
基本中の基本 その3 口約束はしない
口頭だけの約束は危険ですので絶対にしないでください。
その1でも書きましたが、
約束事は必ずメモを取り契約書に反映してもらってください。
もし、トラブルが起こった場合でも
契約書に明記されていなければ、
約束事が無かったことになってしまいます。
トラブルの原因で一番多いのが「言った言わない」です。
約束事は必ず契約書に反映してもらうことが
トラブル回避の最善の方法なのです。
関連した記事を読む
- 2024/10/27
- 2024/10/26
- 2024/04/09
- 2023/01/16