住宅ローンの事前審査が否決!その原因は携帯電話料金の延滞、滞納?!
最近、住宅ローンの審査が否決される原因が、携帯電話料金の延滞、滞納ではないかと思われるケースがあります。
もちろん、金融機関は審査否決の理由は教えてくれないので、あくまでも推察ですが、その原因は、通話料ではなくて、携帯電話本体代金をクレジット契約で分割購入にしていることにあるようです。
実は、お客様からの聞き取りでは、他に借入も無く、全く問題が無いと思っていた人が、先日、事前審査で否決されました。
いろいろ調べてみるうちに、携帯電話の支払いが原因ではないか、と言う結論に至ったのです。
そこで今日は、携帯電話料金がなぜ住宅ローンの審査に影響するのか? 携帯電話料金を滞納してしまったらどうなるのか、について書いてみたいと思います。
毎月支払っている携帯電話料のうち本体代金はクレジット契約になっているのです!
思い出してみてください!
今、お使いの携帯電話を購入したとき、いろいろな料金プランや割引サービスの説明を受け、複雑すぎてあまり理解できていないのに、いろいろな書類に署名し契約をしていると思います。
その中に「個別信用購入あっせん契約申込書」という書類があるのですが、これが分割購入のクレジット契約なのです。
そのため、意識されていないかもしれませんが、
多くの人は携帯電話の本体代を24回や48回の分割払いで購入し、毎月の通話料などと一緒に代金を支払っています。
携帯電話料金を延滞、滞納すると住宅ローンの審査に影響します!
金融機関は、融資するかどうかを判断するのに、金融機関ごとに決められている審査基準で、申込み本人の返済能力や信用情報を審査します。
住宅ローンは、オートローンや消費者ローンなど他のローンと比べて金利が低く、返済期間も長期で借り入れができるので、金融機関はより慎重に審査を行うことになります。
審査では、申込者の年齢や収入、勤務先や勤続年数など、そして個人信用情報を確認して、他に借り入れがないか、ある場合にはいくら借りているのかを確認します。
また、クレジットカードなどの延滞、滞納がないかをチェックし、無ければ全体を通して返済比率(年収に対する年間総返済額の割合)に問題はないかを確認します。
もし、返済能力や個人信用情報に問題があると判断した場合は、減額承認(希望融資金額よりも減額すること)や、総合的判断として融資を断ります。
携帯電話本体をクレジット契約で分割支払いしていて、それを滞納すると住宅ローンの審査に悪い影響を与えてしまうことは分かっていただけると思います。
計画的な返済で「ついうっかり」は無くしましょう!
毎月の携帯電話料金には、通話料やデータ通信料だけでなく、携帯電話本体の代金も含まれています。
そして、代金支払いはクレジット契約ですから、これを滞納すると個人信用情報に「延滞」の履歴が残ってしまうのです。
いわゆる「ブラックリスト」に載ってしまうと、そこから5年間は、金融機関から融資を受けることができなくなると言われています。もちろん新規にクレジットカードを作ることもできなくなります。
滞納していた人に聞くと、その理由で多いのが「ついうっかり」です。しかし、この「ついうっかり」が住宅ローンの審査に悪い影響を与えてしまうのです。
また、「ついうっかり」が続くと、この人は、クレジットカートの返済はもちろん、住宅ローンの返済も「ついうっかり」で延滞、滞納してしまう人、というレッテルを貼られてしまいます。
もちろん、住宅ローンの審査が通らない理由は他にもありますが、もし審査が通らなかったなら、その原因を十分に調べる必要があります。
そして、他に借入れがあるのであれば、それを返済するなどしてから、改めて審査の申込みをしてください。
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