9月1日は子どもの自殺が一番多いのです!悲しくて辛い現実です!そして1年で一番気をつけて欲しい5日間
夏休みもそろそろ終わりを迎えようとしています。そして、多くの学校で間もなく2学期が始まります。
2学期が始まり学校生活が再開する夏休み明け前後は、18歳以下の子どもの自殺が増加する傾向があるといわれています。
新学期が始まる4月も多いそうですが、9月1日は特に突出しているそうです。
8月28日(日)、29日(月)、30日(火)31日(水)、そして9月1日(金)は、子どもをお持ちの親御様にとって、1年で一番気をつけなければいけない5日間です。
もしかしたら、この5日間は、子どもがじわじわと追い詰められているかもしれません。子どもが住む世界は狭いし、追いつめられると将来のことなど考えることもできません。
だから、居場所をつくってあげてください。
おせっかいかもしれませんが、
何か「サイン」は出ていませんか?
普段より気にかけて、よく見てあげて欲しいのです。
そして、声をかけてあげて欲しいのです。
「学校には行かなくていいので、生きてください。」と
子どもさんに手を差し伸べて居場所をつくってあげてください。
大切な命を守るために。
【rewrite】2022.08.27 【original posting】2019.08.29
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若者自殺、夏休み明け最多 学校再開で精神的負担か
気になる記事でしたので、そのまま引用します。
政府がまとめた2015年の自殺対策白書によると、過去約40年間を集計した18歳以下の日別の自殺者は、学校が夏休み明けとなる9月1日が最多で、131人だった。文部科学省は「学校再開が精神的な負担になっている可能性がある」(幹部)とし、教育現場に対策を促している。
自殺対策白書によると、日別自殺者数は8月前半が30~40人程度で推移しているが、8月後半になるにつれて増加。8月31日には92人となり、131人の9月1日がピークとなった後、減少傾向になる。春休みやゴールデンウイークといった長期休暇の後も自殺が増える傾向がみられた。
民間の相談窓口も夏休み明けに向けて対応を強化している。普段から18歳以下の若者の相談を受け付けているチャイルドラインは8月22日から9月4日まで電話相談(電話0120・997・777)の対応時間を通常より4時間長い午後2時から午後11時までに延長する。〔共同〕
親には心配をかけたくないと思っている優しい子ども
親との関係が良くないので相談したくない、というのであれば、しかたないのですが、
「親に心配をかけたくないので相談できない」「自分がいじめられていることを親には恥ずかしくて打ち明けられない」 という子どもが多いそうです。
小学校の高学年になると、自分に対する親の愛情の深さに気づいているものです。
そして、深い愛情を受けて育った子どもであればあるほど親への愛情も深まっています。
しかし、その愛情が邪魔をして、いじめに遭っている辛さを親には言えない、言ってしまうことで親に余計な心配をかけたくない、という心理状態になってしまうのです。
そのことを知ったうえで、こどもの「サイン」を見逃さないで欲しいのです。
大切な命を守るためにです。
夏休み期間特有のサインが表れている場合もあります
夏休みの期間は「いじめ」にあう機会が減るので、「いじめ」についてのサインを見つけづらいかもしれません。ただ、夏休みには夏休み特有のサインが表れている場合もあるそうです。
例えば、
●スマホでの電話の後や、LINEなどのやり取りの後に、妙に明るくふるまったり、ふさぎ込んでいる・・・・スマホを使っていじめられているのでは?
●ショッピングセンターや地域のお祭りなど、友だちに偶然会いそうな場所に行きたがらない・・・・偶然会うことで、いじめられるかもしれないと恐れている
●2学期の準備をしようとしない・・・・学校に行くことを拒否している、行けばまたいじめられる
学校が始まることを考えると、また「いじめ」が再開すると思い、憂鬱になっているのかもしれません。
上記は参考例ですが、似たような状況に思い当たるのであれば、子どもがいじめられているのでは、ということを考慮して、本当のところを慎重に聴いてあげて欲しいと思います。
大切な命を守るために。
2学期への「サイン」は、お盆明け頃から現れています
悩みを抱えている子どもは、お盆明け頃から様子が変わると言われているそうです。
夏休みは長期ですので、
学校でのいじめや悩みから一時的ですが離れることができます。
しかし、2学期が近づき、
「いじめ」から解放された楽しい時間が少なくなる「お盆明け頃」から、子どもに変化が現れるそうです。
楽しそうにしているのに、急に不機嫌になる、
ときおり、話し方や行動がぶっきらぼうになる、
夜に寝られなくなる、
などは不安を感じているサインだそうです。
ただ、親に心配をかけたくないと思っている子どもは、そのサインを隠そうとします。
しかし、それでも変化に最初に気付くことができるのは親御様です。
気が付いたら子どもさんに聴いてあげてください。
大切な命を守るために。
そして、声をかけてください。
「学校に行かなくていいので、生きてください。」と
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