家族の想い出が詰まった家だから売りたくない!空き家になった親名義の実家を売却させる説得方法を教えてください!
家族の想い出が詰まった家だから売りたくない!
たとえ住めなくなっても手放したくない!
そんな親御様のお気持ちは、理解できます。
でも、子どもの立場としては「空き家になると維持管理が大変」「売却して介護費用に充てたい」「元気なうちに売って欲しい」と考えるものです。
親が実家を売りたがらない場合、どのように説得すればよいでしょうか?
空き家にしておくことでの3つのリスクを含めて書きます!
1.空き家のまま放置していると様々な危険が伴う
空き家のまま放置していると様々な危険が伴います!
空き家は、不審者が侵入したり、放火や不法投棄などの被害に遭う恐れがあります。
また、建物や植栽は、定期的な手入れには費用がかかります。
手入れを行わないと、近隣に迷惑がかかることで、強制解体などの行政代執行の可能性もあるのです。
2.固定資産税が毎年必要になります
誰も住まなくなっても、所有者に対しては毎年、固定資産税や都市計画税がかかります。
地域によっては地価の上昇で、固定資産税等も上がっていきます。
所有しているだけでも税金はかかるのです。
これこそ無駄な出費ではないでしょうか。
3.税金の優遇が受けられなくなる可能性があります
マイホーム(居住用財産)の売却では、売却益が発生しても、3,000万円以下の利益であれば所得税等の税金が掛からないという優遇制度があります。
これを「居住用財産の3,000万円の特別控除の特例」と言います。
ところが、住まなくなってから3年を経過する日の属する年の12月31日までに売却しなければ、この特例の恩恵を受けることができません。
その特例が利用できないことで、所得税等が課税される場合、売却益に対する税率は、所有期間が5年以内なら約39%、5年超でも約20%と高額になります。
特に、家を買ったときの値段が証明できないときには、ほとんどの場合課税されますので、「居住用財産の3,000万円の特別控除の特例」が使えるうちに売却することを説得してみてください。
セカンドライフの充実で説得
上の3つのことを踏まえながら、
施設への入居や、あなたとの同居などで実家に住む人が居なくなるのであれば、
売却することで、親御様のセカンドライフの充実に繋がることをお話ししながら説得してみてください。
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