売主様必見!訪問査定で不動産会社が何を見ているのか?査定価格に影響する不動産の状況とは?<Part1>
訪問査定で不動産会社の担当者は、
何を見ているのか?
どのように査定が行われるのか?
査定価格に影響する不動産の状況はどんなところなのか?
など、気になる人は少なくないと思います。
できれば少しでも高く査定して欲しいし、
査定前に準備することがあるならしておきたい、
と思っている人も多いのではないのでしょうか。
私たち不動産会社は、買主様の目線になって査定を行います。
不動産会社がプラスに査定する部分は買主もプラスに捉え、マイナスに査定する部分は買主もマイナスに捉える、と言うことになります。
そこで今回は、不動産会社が訪問査定をするときに、どのようなところを見ているのかについて書いてみたいと思います。
少し長くなりそうなので、何回かに分けてのシリーズにしてみないと思います。
なぜ訪問査定が必要なのでしょうか?それは不動産は唯一無二の存在だからです
不動産は唯一無二の存在で個別性が強く、実際に見ないと分からないことも多いので、不動産会社は「訪問査定」を実施しないと適切な査定価格を出すことができないのです。
特に一戸建ては、マンションと比べて個別性が強く、あらゆる要因が絡み合って価格が決まります。
例えば、騒音や振動、臭気などの状況は現地に行ってみないと分かりませんし、給排水設備の使用感も使ってみないと分かりません。
また、地下埋設物なども、売主様からのヒアリングのもと現地を確認する必要があります。
土地も建物もその状況は、実際に現地を見ないと分からないことが多いので、机上査定では適正な価格を出すことはできないのです。
適正な査定価格を出すためにも、売却前は必ず訪問査定を依頼するようにして下さい。
適切な価格査定は不動産売却の第一歩と言われる由縁
査定価格とは「3ヶ月あれば売れるだろう」と言う売却予想で、その価格で売却できることを保証するものではありません。
また、市場に対して一定の周知期間(3ヶ月)を要することを前提としています。
適切な査定価格(売却予想価格)を出すことで、
適切な売却開始価格(売値)が設定できます。
売値が安過ぎると損をします。
売値が高過ぎるとなかなか売れません。
適正価格で売却するためには、適切な売値の設定が重要です。
適切な売値を設定するには、精度の高い査定価格の算出が必要になります。
これが「適切な価格査定は不動産売却の第一歩」と言われる由縁です。
訪問査定で不動産会社が何を見ているのか?
不動産の価格査定の意味と訪問査定がなぜ必要なのかについて書いてきました。
それを踏まえて、ここからが本題です!
訪問査定で「不動産会社が何を見ているのか」について書いていきます。
不動産ごとに見る目線は変わりますが、代表的な項目は以下の通りです。
1.真の所有者は誰なのか
2.土地の境界は確定されているか
3.越境はどのような状態になっているか
4.日照・眺望・通風は良好か
5.騒音・振動・臭気は無いか
6.維持管理の状態は良好か
7.給排水設備の不良は無いか
8.雨漏りや床の傾きは無いか
9.地中障害物などは無いか
10.周辺環境はどのような状況か
それでは、次回は一つひとつの項目について書いてまいりますので、引き続きお読みになって頂きたいと思います。
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