住宅ローン返済中に転勤の辞令 自宅を賃貸に出すことはできますか?
「現在、住宅ローンを返済中なのですが、転勤辞令が出て赴任しなければなりません。5年の約束なのでまた戻ってきます。その間、賃貸にして貸すことはできますか?」と言うご相談です。
住宅ローンを借りてマイホームを購入した当初は、住み続けるつもりでも、急に転勤になったり、親御様の介護で、やむを得ず住めなくなることもあるでしょう。
そんなときに、我が家を賃貸にすることができるのかと言うご相談が多いので、今回は、住宅ローンの返済中に賃貸に出せるのかについて書きたいと思います。
住宅ローン返済中に賃貸にして人に貸すのはダメ!
住宅ローンはあくまでも本人やその家族が住むための家を購入するために使えるローンで、賃貸の目的には利用することはできません。
転勤でマイホームに住めなくなっても、賃貸にして誰かに貸せば住宅ローンの支払いに充てられると考える人は少なくないでしょう。
しかし、住宅ローンの返済中に賃貸にするのは、基本的にはできません!
住宅ローンは住むための家を購入するときに利用できるローン
住宅ローンの借入審査は「契約者本人やその家族が住む」という条件のもとで行われ、承認された人が借りることができます。
また、居住を目的としたローンと言うことで国の政策のもと低金利で長期間返済ができるのです。そのため、契約者やその家族以外の人が住むことは契約違反になります。
つまり、住宅ローンの済中は、たとえ転勤で住まなくなるからと言って自由に賃貸にすることはできないのです。
アパートローンや賃貸ローンなどに借り換えが必要
賃貸にするということであれば住宅ローンの「居住用」という条件から外れ、「賃貸で収入を得る」という目的のアパートローンなどへ借り換えすることになるでしょう。
住宅ローンの金利は低く優遇されていますが、アパートローンなど不動産投資目的の融資は金利が高くなり、毎月の返済額や総支払が増えます。
家賃収入を返済に充当できればよい、と考えていても結果的には賃料だけでは不足することもあるでしょう。
転勤などのやむを得ない事情であれば認められる?
転勤などのやむを得ない事情であれば、金融機関で異なりますが、住宅ローン返済中の自宅賃貸を認めているケースもあります。例えば、賃貸に出す期間が5年間なら認める、などの特別ルールーを設けています。
転勤などで賃貸に出したい場合には、まずは借り入れ先の金融機関に相談しましょう。
ただし、その場合には優遇金利の打ち切りなど条件変更されることもあるので注意が必要です。
そして最大の注意は、相談もしないで勝手に賃貸に出さないことです。何故なら、賃貸にした時点で住宅ローンの金銭消費貸借契約違反になるからです。
金融機関は契約違反を理由に一括返済を求めてきます。
転勤で誰かに貸すことを考えるのであれば、必ず住宅ローンを借りている銀行に相談してください。
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