売り出す時期を間違えて家の売却を失敗?!そんな記事に惑わされないで!
売り出す時期(タイミング)を間違えて不動産の売却を失敗!
・・・・不動産は景気変動による影響を受けやすいので、
景気のいいときに売れば高く売れるし、
景気が悪ければ安くなるのです・・・・なんて記事を良く見ます。
この内容は、的を得ているようにも見えますが、
読者を惑わせているようにしか思えません。
そこで今日は、
売り出す時期(タイミング)を間違えたら家の売却を失敗してしまうのか?
につて書いてみたいと思います!
家の売却に最適な時期ってあるのですか?
初めて「家を売りたい!」と思ったときに
「なるべく早く、高く、トラブルなく売りたい!」と思うのは当然のことだと思います。
それと同時に「今が売り時なのか」「もっと最適な時期があるのか」といった心配もでてきますよね。
でも、そもそも不動産の売却に最適な時期ってあるのでしょうか?
そして、その時期に売却しないと失敗するのでしょうか?
ましてや、その時期を狙って売ることなんてできるのでしょうか?
お客様からも良く質問を受けます。
不動産の売却を失敗した原因の一つに必ずと言っていいほど出てくる「売りに出すタイミングが間違っている」と言う内容って本当にあるのですか?
答えは「NO」です!
家を売却しやすい時期について探ってみましょう!
家の売却で、売り出すタイミングを間違えて失敗するなんてことはありませんが、あえて、家を売却しやすい時期について探ってみたいと思います。
ただし、その時期に売らなければ失敗すると言うことではないので、勘違いをしないでいただきたいと思います。
人の移動が多い時期が有利に働く場合も
1年を通してみてみると、入学や進学、転勤など人の移動が多いと言われている1月から3月、あるいは9月から11月は、住まい探しをする人が増えるので売れやすい時期として良く言われています。
また、賃貸住宅の更新のタイミングでマイホームを持ちたいと考える人もいますので、こうした需要が植える時期に家を売り出せば多くの人の目に触れやすいと言えます。
しかし、この時期は流通する物件(売り物件)も増える傾向にあるので、必ずしも高く売れるとは限らないのです。
では、それ以外の時期はダメなのかと言ったら、そんなことはありません。
不動産は希望のエリアや予算を決めて「条件に合う家が出れば購入したい」と待ち構えている人もいるので「人の移動が多い時期」と比べると活発ではないかもしれませんが、不動産の売買は特に問題なく行っております。
景気動向や税制改正などが有利に働く場合も
家を購入する人のほとんどは、住宅ローンの借り入れをされますので、低金利である今の時期は大きなメリットですね。
さらに税制の優遇や給付金が受けられるなどの制度があれば、購入意欲を後押ししてくれるでしょう。
すこし前なら、消費税増税前など、税制改正に合わせて行動を起こす人もいますしたが、そのときの景気動向や税制について把握しておくことは必要かもしれませんね。
また、建物の構造や築年数で、買主が住宅ローン控除を利用できないとか、建物価値の下がり方が変わったりとすることもあります。
例えば、中古の木造一戸建ての場合、築10年前後であれば比較的高く売れますが、15年から20年経つと価値が下がってしまいます。また20年を超えると買主が住宅ローン控除を受けることができなくなるのです。
とは言え「築10年になったから家を売るぞ!」とは、なかなかいかないでしょう。逆に「築20年を過ぎたからもう売れない」ともなりません。
あなたが家を売ろうと決断したときがベストな時期と考えて、その時期に合った売却方法を不動産会社の担当者とよく打ち合わせをして、売却活動を進めていけばいいのです!
まとめてみました!
中古住宅は築年数が経過するほど価値が下がるのが一般的なので、少しでも早く売る方が高く売れるでしょう。
買主が行動を起こす時期(タイミング)は、入進や進学、転勤など、人の移動が多くなる春や秋、また、景気動向や不動産取得の際の税制改正などと言われていますが、希望や条件に合う家が見つかれば、買いたいと思っている人がほとんどですので、売却はいつの時期でも大丈夫です。
「売り出す時期はいつがいいのか」と言うことも気になりますが、一番大切なのは「いつまでに売らなければならないのか」です。
売却を決めてから、実際に引き渡しをするまでは、マンションで3ヵ月から6ヵ月、一戸建てで6ヵ月以上と言われて、意外と時間がかかるものなのです。
早めに行動を起こすことをお勧めします。
あなたが家を売ると決断したそのときを、売却のベストなタイミングにしてくれるのが不動産会社の役目なのです。
関連した記事を読む
- 2024/10/28
- 2024/10/27
- 2024/10/26
- 2024/04/09