ラーメン構造とは?よく比較されるブレース構造と壁式構造との違い!
中高層のマンションに広く使われている「ラーメン構造」
先日、マンションをご案内したお客様から、こんな質問を受けました。
ラーメン構造の「ラーメン」って麺硬めの「拉麺」に由来しているのですか?
そうです!「麺硬め」「背油多め」「ネギ少なめ」などのように、自分の好みでアレンジして「あなた好みの間取り」に仕上げる新しい構造、手法のことです!
すみません、これは冗談です。
そこで今日は、「ラーメン構造とは?よく比較されるブレース構造と壁式構造との違い!」について書いてみたいと思います。
筆、新築一戸建て購入応援「仲介手数料・無料・0円・ゼロ・サービス」の加古川の不動産売買専門会社、未来家(みらいえ)不動産株式会社、代表、清水 浩治
ラーメン構造とは?
「ラーメン構造」は、
垂直な「柱」と水平な「梁(はり)」という部材同士が「剛接合」され、外部からの水平方向の力に対抗できる屈強な枠組みを作り、建物を支える構造のことです。
空間を広く活用できるので、マンションや公共建築物などの建物に利用されています。
「ラーメン」の語源はドイツ語の「額縁」「枠」という意味で、そのイメージ通り強靭な柱や梁で枠組みを作っていますので、建物の強度は高くなります。
「剛接合」とは、
柱・梁などの部材の接合部が完全に固定されていて、水平方向の力に接合部が回転、変形しないという接合のことです。
簡単に言えば「部材同士を一体化する接合方法」で、枠組みに外力が加えられて部材は変形しても、接合部は変形しない特徴を持った接合方法です。
ブレース構造と壁式構造との違いと特徴
構造形式とそれぞれの特徴ですが、
◆ラーメン構造は、
中高層の鉄筋コンクリート造のマンションや鉄骨造のオフィスビルでよく用いられます。
ラーメン構造は、斜め部材が必要ないので空間を広く使うことができ、デザイン(意匠設計)の自由度も高くなります。
ただし、ブレース構造と比較してコストが高くなる傾向があります。
◆ブレース構造は、
筋交いなどの「ブレース」と呼ばれる斜め部材が地震力を負担し、日本伝統の木造軸組工法や低層の鉄骨造でよく用いられます。
そのため、広い空間を作りづらくなりますが、ラーメン構造と比較すると、コストが割安になる傾向があります。
◆壁式構造は、
2X4(ツーバイフォー)工法や低層の鉄筋コンクリート造でよく用いられます。
ラーメン構造とは違って、柱や梁を使用せず、壁と床を接合していく組み立てていく構造で、地震には、この壁と床で耐える形になります。
そのため、リフォームするときには、壁を取り壊したり、新たに窓をくり抜いたりすることが難しい構造になります。
ラーメン構造の耐震性、耐久性について
壁式構造は、ティッシュボックスを積み上げて造るイメージ、ラーメン構造は、柱と梁で骨格をつくるイメージですので、壁式構造とラーメン構造とでは壁式構造の方が耐震性は高くなります。
実際、阪神淡路大震災では低層の壁式構造の建物には、あまり被害が出ていなかったことが分かっています。
しかし、大震災レベルの地震は耐えられないラーメン構造であっても、柱と梁だけで構成するのでなく、耐震性が足りない部分に耐力壁を入れることで補強ができます。
そうすることで、耐久性を高く維持しながら、大規模リフォームで窓の位置を変更したり、間取りのレイアウト変更にも柔軟に対応できるので、両方のメリットを併せ持つ構造にすることができます。
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