令和4年の「中秋の名月」は今日9月10日です！ 今年も満月です

令和4年の「中秋の名月」は、今日9月10日（土）です！

そして、去年に続き同じ日に「満月」になります。

来年も「中秋の名月」と「満月」が同じ日になり3年連続です。

秋の風物詩「中秋の名月」ですが・・・・

加古川の夜の天気は曇りがちの様ですので見られるかどうかが微妙です！

十五夜の月を「中秋の名月」と呼びます。

秋の夜長を楽しむ行事、十五夜のお月見。

「中秋の名月」は、太陰太陽暦、いわゆる旧暦の8月15日の夜に見える月のことです。

そこで今日は、「中秋の名月」について少しウンチクを書いてみたいと思います。

先ほども少し触れましたが、お月見は旧暦の8月に行われていました。

夏の農作業が一段落し、稲刈りまでの少し手が空くこの時期に、稲の豊作を祈って宴を行ったことが始まりと言われています。

また、稲の豊作祈願ではなくて、芋類の収穫祭、畑作儀礼だったと考えられている説もあります。

ちなみに「お月見」についての日本で最古の記録は、延喜9年（909年）に、醍醐天皇が初めて、月見の宴を開いたとの記録があるそうです。

しばらくは、高級貴族達だけの風習でしたが、江戸時代になると一般庶民にも広まりっていったそうです。

「中秋」と「仲秋」どちらも「ちゅうしゅう」と読みますが、まず「仲秋」とは、旧暦の秋の真ん中の時期をさします。

昔は、旧暦7月、8月、9月（現在の8月、9月、10月頃）を秋としていました。

そして、

7月を、初秋（しょしゅう）または孟秋（もうしゅう・孟は「はじめ」の意味）

8月を、仲秋（ちゅうしゅう）・・・・「にんべん」が付きます

9月を、晩秋（ばんしゅう）または季秋（きしゅう・季は「末」の意味）と呼んでいました。

このように、旧暦8月を表すときには「仲秋」と書き、「中秋」は秋の丁度真ん中の日である「旧暦8月15日だけ」 をさすことになります。

「ちゅうしゅうのめいげつ」は旧暦8月15日に見える月のことですから、漢字では「中秋の名月」と書くのが正しいということになります。

旧暦8月15日の月が「中秋の月」で、旧暦8月全体の月を「仲秋の月」というわけです。

つまり「中秋の名月」 （旧暦8月15日の月）は「仲秋の月」（ 旧暦8月全体の月）のうちの1つということになるわけです。

ですから「仲秋の名月」とは書かないのです。

「中秋の名月」と「十五夜」の違いは、

「中秋の名月」は、旧暦8月15日の夜の月

「十五夜」は、旧暦8月15日の夜

ですから、「中秋の名月」は、「十五夜のお月さま」となるわけです。

お月見にも、いろんな意味や思いが込められています。

真っ黒な夜空を明るく照らす月は、昔の人々にとっては、かけがえのない大切な、そして神秘的なものだったのかもしれませんね。

秋の収穫期とも重なり、1年で最も美しく輝く月は、特別な存在で人々に愛され、現在でも受け継がれていて、お月見の風習として残っているのだと思います。

今夜は「中秋の名月」が見られるか微妙ですが、団子を食べながら秋の季節を感じてみたいと思います。