お彼岸とは?お彼岸のお墓参りはいつ行けばいいのですか?
過ごしやすい季節になってきました。
この時期になると「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉をよく聞きます。
お彼岸は季節のくぎりであり、その中日は太陽が真東から上がって真西に沈むことから、西方極楽浄土の信仰と結びついた日本独自の仏教行事でもあります。
ですから昔から、お彼岸にはご先祖の供養のために、お墓参りをする風習があります。
その理由の一つは、「彼岸」という言葉を「あの世である極楽浄土」と解釈して、亡くなられた人々の供養のため、お墓参りをするようになったのです。
今日は朝からしとしとと雨が降っていましたが、私もお店を少しの間閉めて、傍系と主系の両方のご先祖様のお墓参りに行ってきました。
そこで今日は「お彼岸とは?お彼岸のお墓参りはいつ行けばいいのですか?」について書いてみたいと思います。
筆、新築一戸建て購入応援「仲介手数料・無料・0円・ゼロ・サービス」の加古川の不動産売買専門会社、未来家(みらいえ)不動産株式会社、代表、清水 浩治
そもそもお彼岸とは?
先祖を敬い故人を偲ぶために、これらの日は家族でご先祖様のお墓参りをしたり、お仏壇に手を合わせたりする家庭も多いのではないでしょうか。
「彼岸」というのは「あの世」を意味する仏教用語で「悟りの境地」つまり「極楽浄土」のことです。
一方、私たちが暮らす「この世」は「此岸(しがん)」と呼ばれていて、煩悩や迷い、苦悩の溢れる場所だと言われています。
お彼岸は、春の3月と秋の9月の年2回あります。
その期間は、春分の日と秋分の日を中日(ちゅうにち)として前後3日間の7日間です。
そして初日を「彼岸の入り」といい、最終日を「彼岸の明け」といいます。
「お彼岸」にあたるこの7日間は、自分自身を見つめながら善い行いをして、この世の煩悩や迷いを捨て先祖や仏様に感謝をする大切な時間なのです。
お彼岸のお墓参りはいつ行けばいいのですか?
春と秋のお彼岸は、それぞれ「春彼岸」「秋彼岸」と呼ばれています。
春分の日も秋分の日も毎年同じというわけではなく年によって異なりますので、お彼岸もその年によって異なります。
ここで気になるのが、お彼岸のお墓参りはいつ行けばいいのかというと、実はお彼岸の期間であればいつお墓参りをしてもいいという考え方が一般的のようです。
ご自身の都合のいい日を選んで、できれば家族そろってお参りをしてください。
また、お家では仏壇を掃除し、花や季節のもの、ぼたもちやおはぎなどをお供えし、ご先祖の供養をしてください。
お墓やお仏壇にお供えするお花は?
お墓やお仏壇にはどんなお花を供えればいいのかも気になることだと思います。
お寺さんにお聞きすると、菊をイメージする人が多いようですが、お彼岸にお供えする花は菊にこだわる必要はありません。
地域の風習によっても違いがあるようですが、一般的には旬の花や故人が好きだったお花をお供えしてあげてください。
ただ、トゲがある花や、ツルがある花、毒がある花は仏花ではタブーとされています。
お彼岸の中日「春分の日・秋分の日」の意義
お彼岸の中日である「春分の日」も「秋分の日」の国民の祝日であることはご存じだと思いますが、「国民の祝日に関する法律」では各祝日の主旨が次のように定められています。
春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」祝日
秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」祝日です。
古来、日本人にとって自然や動植物は、支配すべき対象ではなくて、共に生き、時に生かされている存在なのです。
お彼岸にはご先祖のみならず、自然や動植物に対しても感謝と敬意、慈しみの心をもって接するようにしたいものです。
お彼岸という言葉の由来と六波羅蜜
彼岸という言葉は、古代インドのサンスクリット語のパーラミター(波羅蜜多)が語源で、意味は「彼の岸へ至る」ということです。
悟りの世界・仏の世界を「彼岸」というのに対し、煩悩や迷いに満ちたこの世を「此岸」といいます。
そして、この世に居ながらにして悟りの世界である彼岸に至るために、仏教には「六波羅蜜(ろくはらみつ)」という6つの修行があります。
1.布施(ふせ)波羅蜜/見返りを求めず、他人のために惜しみなく善行を施すこと
2.持戒(じかい)波羅蜜/戒律を守り、身を慎み、他人に迷惑をかけないこと
3.忍辱(にんにく)波羅蜜/身に起こる災いを受け容れ、耐えしのぶこと
4.精進(しょうじん)波羅蜜/誠心誠意努力を続けること
5.禅定(ぜんじょう)波羅蜜/常に静かな心を持ち、動揺しないこと
6.智慧(ちえ)波羅蜜/怒りや愚痴、貪りに捉われず、物事の真理を正しく見極めること
普段なかなか出来ない「六波羅蜜」の修行ですが、これを実践することができれば心豊かな日常を過ごすことができるかもしれませんね。
お彼岸とは、ご先祖に感謝を捧げるだけでなく、この世に生きる私たちがこの六波羅蜜を実践すべき期間でもあるのです。
最後に一言!
お彼岸とお墓参りにうちて書いてきましたが、いかがだったでしょうか。
お彼岸の7日間は、ご先祖に感謝するとともに、自分自身を見つめ直すためにも大切な期間であることがお分かりいただけると思います。
全ての修行が出来なくても六波羅蜜のひつつに取り組むのもいいのかもしれませんね。
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