10月1日は『コーヒーの日』です。ご存知でした?!
国際コーヒー協会が定めた『コーヒー年度』が、
10月1日から始まることに由来しているそうです。
この時期には、コーヒー豆の収穫が終わって、新たにコーヒーを作りはじめるので、
新年度の到来をお祝いして、この日が『コーヒーの日』になったそうです。
ですから、「コーヒー年度」では10月1日が、元日に当たるということです。
なぜ、10月1日が『コーヒーの日』になったのでしょう?コーヒー大好きおじさんが、ちょっと調べてみました。
それは、世界一のコーヒー生産国、ブラジルの生産状況に関係しています。
ブラジルのコーヒーの生産量は、世界の全生産量の約30パーセントを占めています。
そのため、ブラジルの収穫高や品質は、
世界のコーヒー市場の動向に大きな影響を及ぼします。
そのことから「コーヒー年度」は、
毎年9月には、ほぼすべての収穫を終える、ブラジルのコーヒー栽培のサイクルに
合しているそうです。
また、この頃は、気温が下がり寒い季節に移りかわる季節ですから、
温かいコーヒーがよく飲まれることも、由来の一つになっているそうです。
ちなみに、10月1日以降に収穫されたコーヒー豆は
「ニュークロップ」と呼ばれています。クロップとは「作物」という意味で、
「ニュークロップ」は、お米でいうと「新米」にあたります。
『コーヒーの日』は全日本コーヒー協会によって1983年(昭和58年)に
制定された記念日です。
この日には、コーヒーの美味しい淹(い)れ方や、飲み方など、
コーヒーと健康についての情報も提供されます。
健康と言えば、コーヒーは、その昔、薬として飲まれていました。
現在では、嗜好品として、風味や味を楽しむために、コーヒーを飲んでいますが、
コーヒーが発見された当時は、薬として使われていました。
コーヒーの発祥は、エチオピアとされていて、
羊たちが、赤い実を食べて元気にいる様子を見ていた羊飼いが、
自分たちも食べてみたら、元気になったことが、コーヒーの発見でした。
そして、羊飼いが、イスラム教の僧侶に、この実のことを教えたところ、
僧侶たちも、眠気が取れ元気になったことから、
コーヒーの存在が広まっていったそうです。
コーヒーは、その昔、眠気が取れ、元気になる薬だったのです。
江戸時代には、既に飲まれていたコーヒー
日本人は、昔から緑茶などのお茶をよく飲んでいるイメージですが、
江戸時代には、既に一部の人がコーヒーを飲んでいたそうです。
コーヒーが日本に伝わったのは、鎖国でも貿易が行われていた長崎出島だと言われています。
今日は、『コーヒーの日』ということで、
普段、飲まないような、高級なコーヒーを飲んでみるのも良いかもしれませんね!
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