【逆浸透膜浄水器】水質汚染の現状と「ペットボトルブーム」と「トリハロメタン問題」
日本人は昔から「水は天から貰い水」とか、
「山紫水明、豊葦原の瑞穂の国(さんしすいめい、とよあしはらのみずほのくに)」という意識が強く、
重大な水汚染問題に対する関心度はいまだに薄いのが実情だと思います。
「日本人は水と安全は無料だと思いこんでいる」と、
ある外国人が言っておりますが、最近では徐々に水に対する意識も変化してきたように思います。
その一例が「おいしい水」を標榜する「ペットボトルプーム」です。
「山紫水明」とは、日の光の中で山は紫にかすみ、川は澄みきって美しい、つまり、自然の風景が清浄で美しい、という意味です。
「豊葦原の瑞穂の国」とは、葦が生い茂り永遠に穀物が豊かにみのる国、神意によって稲が豊かに実り栄える国という意味で、日本国の美称として使われています。
ペットボトルブームのキッカケは「水道水の汚染」
これらのペットボトルブームのキッカケは、「水質汚染」とりわけ「水道水の汚染」です。
昭和50年代には酸性雨の問題もありました。
日本では、雨の段階からすでに水質の悪化が始まっていたのです。
全国の「みずがめ」である湖沼や河川に淡水赤潮やアオコが発生したことで一段と深刻化し、
その他、猛毒のシアン、発癌物質、ダイオキシン等、毒性物質の検出は数え上げればキリがありませんでした。
有名な発癌性物質「トリハロメタン」
さらに、水道水の汚染の代表的なものに、かの有名な発癌性物質「トリハロメタン」があります。
水道の原水汚染の増加にともない、その消毒のため塩素の投入量が増加するのですが、
その結果、「トリハロメタン」もますます増えていくのです。
浄水場の塩素投入により水道水のカルキ臭さとか、苦みとか、一部の地域でのドブ臭が問題になり、
今までさほど意識されなかった「水と健康」との関係が注目されるようになったのです。
「トリハロメタン」とは?
「トリハロメタン」は、
水道水の殺菌のために投入する塩素と水中の有機物(フミン質)が結び付いてできます。
それがどれほど有害で危険なのか、一時期マスコミ等で騒がれていても、正確に知っている人は少ないと思います。
「トリハロメタン」とは、
ブロモジクロロメタン、クロロホルム、ブロモホルム、ジプロモクロロメタンなどの、
塩素投入によってできた発癌性物質であり、
いままで地球上に存在しなかった、化学物質のグループ名です。
「トリ」とは化学の言葉で3を表し、
「ハロ」とは塩素や臭素などの元素を示すハロゲンからきています。
ようするに「トリハロメタン」とは、メタンの炭素を中心に水素と炭素や臭素などのハロゲン原子3個が結びついたものです。
この「トリハロメタン」のうち、最も量が多いのが「クロロホルム(麻酔剤として知られている)」です。
トリハロメタン問題は解決されたのか?
しかし、最近では、この「トリハロメタン」についてそれほど騒がれていません。
では、この問題は解決されたのでしようか。
いいえ、根本的な問題は何ひとつ解決されないまま、
ますます「水質汚染」「水道水の汚染」は進行しているのが実情です。
次回のブログでは、
なぜ水道水が人体にとって安全ではないのか、簡単な実験結果についてご紹介したいと思います。
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