【逆浸透膜浄水器】水道水の危険性ってご存じですか?詳しくご説明します
水道水の危険性ってご存じですか?
水道水は自宅や公園など、いつでもどこでも飲める水です。
日本の水道水は、51項目もの厳しい検査項目がありますので世界の中でも特に安全性が高く、そのまま飲んでも問題はないと言われています。
そんな水道水ですが、
「残留塩素」や発癌物質の「トリハロメタン」などが含まれていると聞くので飲み続けても大丈夫ですか? という疑問を持たれている人が多いのも事実です。
そこで今日は、「水道水の危険性」について詳しくご説明します。
水道水をそのまま飲み続けることに不安を感じている人には、是非、最後まで読んでいただきたいと思います。
水道水の原水(処理される前の水)について
その昔、「水と空気はただ」と日本人なら誰もが思っていました。
そこには、「きれいな水」と「おいしい空気」が当り前にあったからです。
目の前を流れる汚れた川でも、その水源地帯まで行くと美しい自然がいっぱいで、そのまま手ですくって飲める水が存在しました。
でも今では、水の汚染が大きな問題になっています。
家庭からの雑排水、工場からの排水、ゴルフ場からの農薬や化学肥料・・・・・流域を下るうちにその川には様々な形で汚れた水が流れ込んできます。
つまり、水道水は、そのような汚れた水が原水になり浄水場で浄化処理してつくられていることを知っていてください。
浄水場の浄水処理に影響を及ぼす汚染水
水道水は、浄水場で原水である地下水や河川水を浄化してつくられますが、これら原水が汚染されていればされるほど浄水過程に影響を及ぼします。
工場排水、農業排水、畜産排水、生活雑排水などが流れ込み、河川が持つ自浄能力を超えてしまうと水質は悪化してしまいます。
リンや窒素を多く含んだ台所排水や洗濯排水などの多くが、そのまま流されると、河川や湖沼の富栄養化を招くことでプランクトンや藻類が増殖します。
それによって放線菌が繁殖しアンモニアやカビ臭を発生させることで浄水過程に多大の影響を及ぼすことになるのです。
消毒剤の塩素と発癌性物質トリハロメタン
水道水には細菌汚染を防ぐための消毒に塩素が使用されています。
塩素は殺菌力が強いので、家庭の蛇口まで殺菌効果の持続性がある消毒剤です。
水道水中のトリハロメタンは、消毒剤である「塩素」と水道の原水に含まれる「フミン質」などの有機物質とが反応して生成されます。
「トリハロメタン」のもとになる有機物質としてはフミン質のほか、水中の植物プランクトンや、し尿、下水処理水中の成分なども挙げられます。
水道水中に含まれる4つの主要なトリハロメタンには、発癌性が確認されているものがありますが、それらは主にマウスなどを使った動物実験の結果によるものです。
しかし、人体への健康リスクを完全に否定することもできないため「注意を要する物質」という認識で取り扱われています。
4つのトリハロメタン
・クロロホルム/分類2B
人に対して発癌性の可能性のあるもの
・ブロモジクロロメタン/分類2B
人に対して発癌性の可能性のあるもの
・ジブロモクロロメタン/分類3
人に対して発癌性ありとして分類できないもの
(発癌性がないという評価ではない)
・ブロモホルム/分類3
人に対して発癌性ありとして分類できないもの
(発癌性がないという評価ではない)
煮沸による有害物質除去の注意点
水道水のトリハロメタンやカルキ臭は、煮沸によって除去することは可能ですが、有害物質や不純物に加えて、殺菌効果のある成分までもが除去されてしまいます。
つまり、煮沸によって雑菌が繁殖しやすくなり健康上の影響も懸念されるので、煮沸後の水道水は、なるべく短時間に飲みきるようにしてください。
また、長時間の放置による雑菌繁殖は、水道水だけではなく、天然水やミネラルウォーターなども発生リスクがありますので注意してください。
水道水が家庭の蛇口に到着するまでの汚染
たとえ浄水場できれいな水道水が作られたとしても、家庭の蛇口に届くまでに汚染されることがあります。
水道水に含まれる成分には消毒成分の他に、水道管を原因とした物質も存在します。
それが、鉄製・鉛製の水道管劣化による「さび」や「はがれ」です。
水道管は施設されて以来必要に応じて更新されていますが、日本全国に張り巡らされている水道管の更新は膨大な費用が必要になるため更新作業は進んでいません。
そのため、水道管施設の老朽化によって水道水汚染が発生するのです。
鉛は蓄積性があり、貧血、消化管の障害、神経系の障害、腎臓障害などへの影響があると言われています。
また、鉄さびは水の味に影響を与えるだけでなく内臓への影響も懸念されています。
水道水が危険かどうかは、水道管の老朽化を含め、各家庭(敷地内)の給水管の状態によっても変わる、ということを頭の片隅に留めておいてください。
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