新元号「令和」に気づかされたこと!日本人の精神と言霊!
昨日、新元号『令和』が発表されましたね。
菅官房長官と安倍首相が、『令和』に込められた意味を話してくれました。
それは、日本人としての精神と言霊(ことだま)でした。
そして、たくさんの人が『令和』についてSNSで発信されています。
私には、名前に『令』と『和』の字がつく家族がいて、なんだか嬉しくなって、書いてみたくなりましたので、私も発信します。
新元号『令和』に込められた思いと願い!
新元号の『令和』は、日本の国書『万葉集』の梅の花の唄の三十二首の序文から導き出されたそうですね。
『初春の令月にして、氣淑く風和ぎ、梅の鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す』
(しょしゅんのれいげつにして、きよくかぜやわらぎ、うめのきょうぜんのこをひらき、らんははいごのこうをかおらす)
安倍首相の談話では、『令和』には
「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味と
「厳しい冬の後には梅の花のような美しい花を、日本国民の一人一人が咲かせられるように」と言う願いが込められているそうです。
そして「希望に満ち溢れた時代を、国民と一緒に切り開いていく」という思いも語られました。
広く国民に受け入れられ、生活に深く根ざして欲しい
発表されるまでは、新元号は何になるのか、日本人であれば、ほとんどの方が予想をされたと思いますが、その誰もが予想しなかった『令』の字です。元号では、初めて用いられた字です。
もしかしたら、「令和・・・・?」としっくりこなかった方もいらっしゃると思いますが、その意味と願いを知るにつれ、これから広く国民に受け入れられ、生活に深く根ざすことを願う、という安倍首相の思いは伝わっていくのではないでしょうか。
何故、国書である万葉集から?
今まで、元号の典拠は中国の古典でしたが、この度の『令和』は、史上初めて、国書である「万葉集」から制定されました。
これは、万葉集が身分に関係なく、貴族から庶民までが参加して作成された歌集で、豊かな国民文化を象徴しているからだそうです。
なんだか、日本人として誇らしげな感じを受けてしまうのは、私だけでしょうか!
日本の文化の中にある「和」そして「言霊」!
日本には、万葉集や古今和歌集、枕草子やその他いろんな歌集があります。そして、その多くは、自然の草花や、庶民の生活、そして、日本人が持つ特有の感性を、その言葉、歌の中に美しく表現されてきました。
そこには、日本人の精神である「和」と言うものがあって、言葉には、言霊(ことだま)と言われるように、疎かにしてはいけないものがあるのです。
日本の文化の中には、日本にしかない素晴らしい言葉がたくさんあることを知るきっかけにもなったのではないでしょうか。その意味においても、『令和』は素晴らしい元号だと思います。
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