内覧者に「この物件を買いたい!」と思っていただく簡単な三つの方法
ご自宅を売り出すと、あなたのお家を実際に見てみたい、という人から、不動産会社を通して内覧希望の予約が入ります。そして、内覧に来た人が「よし!この物件を買おう!」と思っていただくことで売買は成立します。
今日は、内覧者が購入意欲を高めていただくために、これを実践された売主様が「やって良かったと」思っていただいていることを書きます。売主であるあなたに、実践して欲しい簡単な三つの方法です。是非やってみてください。
1.家中を明るくしてみましょう!
お住まいになっていると日常のことなので、なかなか気づかない人も多いのですが、お部屋は意外と暗く感じるものです。お友達や知人のお家におじゃましたときに、外は晴れていて天気がいいのに、お家に入ったら「暗いなぁ」って感じたことはないですか?
明るい外から家の中に入ると、暗く感じてしまうのです。内覧者にそう感じさせないためにも、家の中の電球は、できるだけ新しいものに取り替えて、お昼間の内覧でも、全部屋の明かりは付けるようにしてください。
特に玄関は要注意です。ここでの第一印象がとても重要です。内覧者のテンションが上がるくらの明るさを心掛けてください。
蛍光灯の色には三種類あって、それぞれ明るさのイメージが違います。
◆白っぽく青みがかった最も明るい「昼光色(ちゅうこうしょく)」
◆太陽の明るさに最も近い自然な光の「昼白色(ちゅうはくしょく)」
◆暖色系でオレンジっぽく温かみのある光の「電球色(でんきゅうしょく)」です。
本来は、お部屋の用途にあわせて設置するのですが、自然光が入らないお部屋の場合、電球色だと「暗い」イメージを与えてしまうこともあります。
売却を依頼したときに「このままの明るさでいいのか? このままの照明でいいのか?」を営業マンに相談し、不動産のプロである担当営業マンの知恵とアドバイスをフルに活用してください。
2.お部屋をスッキリ見せましょう!
「スッキリ見せる」といっても「空き家にしなさい」と言うことではありません。
今、実際に住んでいるのですから空き家にすることは出来ませんが、トランクルームやご実家が近くに在れば、それをフル活用して、ほとんど活用していない荷物は、できるだけ減らしてください。
もしお引越しのときに捨てる予定の荷物がありましたら、早めに処分することをお勧めします。
内覧者が、お部屋に入ったときに受ける第一印象とは?
なぜなら、内覧に来られた人が、お部屋に入ったときに受ける第一印象は「うぁ~広いなぁ!」か「思っていたより狭いなぁ?!」です。
なぜそう感じるかと言うと、事前に販売資料をご覧になっているからです。そこには土地や建物の広さ、間取図面で各部屋の帖数などが記載されていて、イメージをもって内覧に来ているのです。
実際は、帖数的には広いのに、荷物が多かったり、家具の配置で「思っていたより狭いなぁ?!」と感じてしまうと元も子もありません。
反対もあります。実際には狭いのに、荷物を減らし家具の配置で「思っていたより広いなぁ」と感じてもらえれば、次に見るお部屋にも関心が湧いてき、購入意欲が高まってきます。
とにかく「スッキリ見せること」が大切なのです。
3.面倒な水周りのお掃除はプロに任せてみましょう!
お部屋のお掃除は、ご自身でもできると思うのですが、やっかいなのが水回りの水垢です。あれこれ試しても、ガンコな汚れはうまく取れないものです。
そんな時はプロのハウスクリーニングを検討してみてください。相場としては、浴室10,000円~20,000円位、キッチン10,000円~24,000円位、洗面7,000円~12,000円位です。またセットでお願いすると割引があったりもします。
高額な不動産の取引です。この出費でプロに綺麗にしてもらえて、内覧者に良い印象を持っていただけるなら、検討してみようと思いませんか? また、一戸建ての場合は、庭の植木なども見られますので、庭の手入れも忘れないでください。
担当営業マンのアドバイスを受けながら、上の三つを実践して、内覧者に「この物件を買いたい」と思っていただきましょう。
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