持ち家なのに急な転勤辞令! 4つの選択肢と最良の選択とは? Part1
持ち家なのに、急な転勤辞令、「自宅はどうすればいいのか?」と、ご相談がありました。同様のお悩みをお持ちの人は、少なくないと思います。
まだまだ転勤は無いだろうと思って、マイホームを購入したのに、急な辞令では、まさに青天の霹靂です。
転勤先に引っ越すことは決定として、問題は、ご自宅をどうするかです。
賃貸にするのか、売却するのか、単身赴任するのか、空き家のままにしておくのか、選択肢は4つあるものの、どれを選ぶべきか悩むところです。
同じ悩みをお持ちの人たちは、どのように解決してきたのでしょう?
ほとんどの人にとって、持ち家なのに転勤の辞令は予想外の出来事だと思います。なぜなら、近い将来、転勤があることが分かっていたら、マイホームは購入していなかったでしょう。
今日は、同様の悩みを持たれていた人たちが、これまで、どのような選択をして解決してきたのか、その事例を書いてみたいと思います。
もし、あなたが、同じような悩みをお持ちならば、教訓とまでは言いませんが、解決の糸口になればと思い、4つの選択肢と、そのメリット・デメリットについて書きます。
それでは、転勤の辞令が出た今の状況を整理しておきましょう。
ずーっと住むつもりで購入した家なのに・・・
決して安い買い物ではないマイホーム。それを買うために住宅ローンを借りています。
ずーっと住み続けるつもりだったのに、転勤の辞令がでたわけですから、自宅をどうするのかという問題と、住宅ローンをどうするのかという問題で悩む人は、少なくないと思います。
転勤は会社側の都合ですので、転居先については、会社が世話してくれるか、或いは何らかの手当てが出ると思いますが、あなた自身で解決しなければならないことは、今住んでいるご自宅のことです。
家(不動産)は持っているだけでコストとリスクが発生します
ご存知の通り、持ち家は不動産なので、所有しているだけでコストとリスクが発生します。
コストとは、ローンの返済や固定資産税等の維持管理費で、リスクは、火災や災害、廃墟化など、管理が出来ないことで発生する問題のことです。
詳しい内容はさておき、空き家を所有するということは、相当な覚悟が必要だという認識を持っていただきたいと思います。
持ち家があるのに転勤になった場合の、4つの選択肢 あなたの場合は、どうしたらいいのでしょう?
せっかく購入したマイホームなので、できれば手放したくないというお気持ちは分かります。しかし、所有しているだけでコストやリスクを負担しなければならないのです。
・・・・さて、どうしたものでしょうか?!
転勤が決まったときに、持ち家をどうするか。あなたにとっての4つの選択肢(1.賃貸にする 2.売却する 3.単身赴任する 4.空き家にしておく)と、それぞれの内容について書いてみたいと思います。
1.賃貸にする
ご自宅は手放したくないけど、住宅ローンや維持管理費用を払い続けるのは、ちょっと苦しいという人が選択するのが、持ち家を誰かに貸すという選択肢です。
自分たちが住むために購入した家に、誰か他人が住むということへの抵抗や障害はあると思いますが、借主が見つかれば、現金の持ち出しを軽くすることはできます。
また、マンションなら借主を見つけやすい、一戸建てだと借主を見つけづらい、という現状もあります。
2.売却する
転勤してしまうと、もう戻ってくる可能性がない、或いは、戻れたとしても、また新たにマイホームを買えばいいとお考えの人は、売却することが最善の選択でしょう。
売却すれば、コストやリスクといった負担は無くなります。転勤先で骨を埋めるのであれば、そこで新たに購入することも容易にできます。
3.単身赴任する
子供さんの年齢や学校のことを考えると、家族全員が転居できないという場合などでは、単身赴任という選択肢があります。
この場合は、ご家族が持ち家に住み続けるので、不動産の維持管理的な問題は起きませんが、家族が離れて暮らすことになるので、コスト面での負担が増えます。また、それ以外の問題が起きる可能性もあるでしょう。
4.空き家にしておく
転勤先からまた戻ってくる可能性が高く、その期間も短い場合や、他人が自分たちの家に住むことへの抵抗が大きいのであれば、空き家にして管理するという選択肢があります。
ただし、この選択肢は最もコストとリスクが高くなることを忘れないでください。
次回のブログでは「転勤に伴い、持ち家を賃貸にする場合のメリット・デメリット」について書きます
次回のブログでは、「転勤に伴って持ち家を賃貸にする場合のメリット・デメリット」について書きます。ご興味のある人は、次回も読んでみてください。
その次は、「転勤に伴って持ち家を売却する場合のメリット・デメリット」
その次の次は、「転勤に伴って単身赴任する場合のメリット・デメリット」
その次の次の次は、「転勤に伴って持ち家を空き家のまま残しておく場合のメリット・デメリット」です。
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