永遠のテーマ「持ち家と賃貸」のメリットとデメリット!どちらがお得?
お客様からの質問で比較的多いのが「持ち家と賃貸ではどちらがお得ですか?」「持ち家と賃貸のメリットとデメリットを教えて欲しい」です。
これは永遠のテーマで「これが正解です」と言う答えを出すことができません。なぜなら一人の人が生涯の時間をかけて両方を比較することができないからです。
ただ、イメージとして比較してみる材料は提供できますので、あなたの人生設計やライフスタイルの基、考えてみてください。
そこで今日は、持ち家と賃貸を検討している人に向けて、それぞれのメリットやデメリット、生涯コストや住宅ローンの利用などについて書いてみたいと思います。
あなたが、後悔しない選択の役に立てばと思います。
総務省の平成30年住宅・土地統計調査
総務省の平成30年住宅・土地統計調査(2018年)の住宅の所有の関係では
居住世帯のある住宅(以下「住宅」という。)を所有の関係別にみると、持ち家が 3280 万2千戸で,住宅総数に占める割合(以下「持ち家住宅率」という。)は 61.2%となっており、2013 年と比べ,0.5 ポイント低下している。持ち家住宅率の推移をみると,1973 年以降では、1983 年の 62.4%が最も高く、その後は 60%前後で推移している。
また、借家は 1906 万5千戸で,住宅総数に占める割合は 35.6%となっており,2013 年と比べ、0.1 ポイント上昇している。
統計的には持ち家の方が多いのですが、それぞれのライフスタイルや人生設計で決めるべきものですので、多いから良い、多いからメリットが有るとは言い切れないと思っています。
それでは、それぞれのメリット・デメリットを紹介していきますので参考にしてみてください。
持ち家のメリット
持ち家のメリットは次のようなことが考えられます。
1.あなたの資産になる
2.不動産としての担保価値がある
3.あなた個人の信用度が増す
4.老後の住居関連費の負担が少なくて済む
5.あなたの意思でリフォームができる
持ち家は、担保価値がありますので、あなたの資産になり、個人の信用度も高まることにつながります。建物が古くなっても、土地の資産価値は変わりませんので将来的に担保として融資を受けることも可能ですし、売却することで資金を残すこともできます。
また、住宅ローンを完済した後は、住居費の負担がかなり楽になり、老後は固定資産などの維持費だけになりますので安心感があります。また暮らしに合わせてリフォームができる点もメリットとなります。
持ち家のデメリット
持ち家のデメリットは次のようなことが考えられます。
1.購入するには多額の資金が必要
2.住宅ローンの返済には金利負担がある
3.不動産取得税や固定資産税などの税金がかかる
4.簡単には住まいを移せない
5.転勤が多い職業は単身赴任になることが多い
6.メンテナンス費用は自己負担
持ち家を購入するためには、まとまった資金が必要になり、購入代金以外にも登録免許税や不動産取得税、所有期間中には固定資産などの税金がかかります。
また、簡単に手放すことは現実的ではありませんので、例えば、近所トラブルや急な転勤があったりしても、住み替えは容易ではありません。
そして経年劣化にともなう建物のメンテナンス費用も自己負担になります。
賃貸のメリット
賃貸のメリットは、次のようなことが考えられます。
1.住み替えが簡単にできる
2.常に新しい物件に移ることもできる
3.住居の管理負担が少ない
4.メンテナンス費用の負担がない
5.収入の変動に合わせて家賃とのバランスを図れる
賃貸は、あなたのタイミングで自由に住み替えが可能で、現在の賃貸よりも築年数の新しい住まいや新築賃貸への住み替えも容易にできます。
また、住居の管理は大家さんや管理会社などが行い、住居が劣化したときや設備の不具合があったときなども、メンテナンス費用の負担は基本的に負う必要はありません。
収入に変動があったときは、家賃負担が少ない賃貸に移ることも可能ですので、収入と家計のバランスを図ることができます。
賃貸のデメリット
賃貸のデメリットには、次のようなことが考えられます。
1.資産がなく信用度が低い
2.自分でリフォームできない
3.老後も住居費負担がある
賃貸のデメリットは、あなたにとって資産的価値がないことが挙げられます。そのため個人の信用度としては持ち家に比べて弱いとされています。
賃貸は、住宅ローンの負担がないかわりに、常に家賃負担があります。老後になっても家賃を払い続けなくてはなりません。
また基本的に自由にリフォームすることができませんので、設備が古くなったり、内装が劣化したりしても、不具合がない限り現状維持になります。
まとめてみました!
「持ち家と賃貸どちらがお得」かは永遠のテーマで、一人の人で生涯の時間をかけて両方を比較することができないので「これが正解です」と言う答えは出ません。
ただ、書いてきたように比較する材料はありますので、ます、あなたのライフスタイルや人生設計を考えたうえで比較してみてください。
それでも、約6割以上の人が持ち家と言うことは、それだけの人が持ち家を支持していることを意味しているとも言えます。
もし、あなたが持ち家を選択するならば、準備できる自己資金や住宅ローンの返済可能額、返済期間、変動金利か固定金利など、事前に準備し決めていくべきことがたくさん有ります。
早めに計画を立てて無理なく理想の住まいへのご縁をつかんでください。
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