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水曜日
2020年06月17日
ブログ「未来の家」

木造住宅の耐用年数と実際に住み続けられる年数「家の寿命」

「耐用年数」という言葉を聞いたことがあると思います。

耐用年数とは、その物が利用や使用に耐えることができる年数のことで、建物にも「耐用年数」があります。

「耐用」という言葉から、建物の寿命と勘違いする人も少なくないと思うのですが、実際は「耐用年数」=「寿命」ではありません。

 

そこで今日は、家の「耐用年数」と、実際に住み続けられる年数「家の寿命」について書いてみたいと思います。

 

木造住宅の耐用年数は22年ですが実際に住み続けられる年数とは違います

査定にお伺いするときに、売主様から「木造の家って築後20年くらいが寿命なんでしょ?」とか「築後20年で建物の価値はゼロになるんでしょう」って聞くことがよく有ります。

多分、この「20年」は、木造住宅の法定耐用年数が22年であることから、回りまわって一般の売主様が誤解しているのだと思います。

 

木造住宅の耐用年数は22年ですが、これは減価償却の計算に使われ税法上のもので、建物の寿命とは関係ないのです。

 

耐用年数は正式には法定耐用年数と言います

耐用年数とは「減価償却資産が利用に耐える年数」のことで、正式には法定耐用年数と言います。

法定耐用年数は、工業用機械やパソコンなど、さまざまなものに設定されていて、法定耐用年数が過ぎると税務上の資産価値がゼロになります。

減価償却資産は、購入した場合の代金を耐用年数の間、毎年、費用として計上することが可能で、例えば、50万円の減価償却資産の法定耐用年数が5年の場合、5年間にわたって毎年10万円ずつを費用として計上できるのです。

 

住宅などの建物にも法定耐用年数が設定され、木造のアパートを建てたとすると、法定耐用年数の22年間に価値は徐々に下がって22年を過ぎるとゼロになり、その間アパートの経営者は、毎年、経費として計上することができるのです。

法定耐用年数は、不動産の減価償却費用を計算するために、国が設定した一律の年数のことです。つまり、不動産価値を公平に算出するために国が設定したもので、住宅に住めなくなる年数ではありません。

 

建物の耐用年数は構造によって異なります

◆木造:22年

◆軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚3mm以下):19年

◆軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚3mm超4mm以下):27年

◆重量鉄骨造(骨格材肉厚4mm超):34年

◆鉄筋コンクリート造:47年

 

実際の建物の寿命はメンテナンス次第です

木造住宅の法定耐用年数は22年ですが、実際には22年を超えても快適に暮らせている家はたくさんあります。特に近年は、建物の性能が上がってきているので住宅の寿命はさらに延びると感じています。

木造住宅は、日本で多く見られる建築様式ですが、土台や骨組み、軸組に使用される木材が、適切に乾燥が保たれ木材に腐食の被害がなければ80年以上経っても住むことができると言われています。

 

どの構造で、どんな建材を採用したら何年もつ、ということは一概にはいえませんが、実際の建物の寿命は環境やメンテナンスによるところが大きいのが事実です。

 

こまめな手入れや点検、定期的なメンテナンス

日頃から掃除をして住まいを快適に保つのはもちろんのことですが、外回りと水回りは特に気をつけてこまめにチェックするようにしてください。

具体的には、外回りは外壁のひび割れ、枯葉などによる雨どいの詰まりや、割れがないかを確認してください。

水回りはサビ・カビを防止しこまめに掃除することで、ちょっとした不具合を見つけやすくなります。

 

自分で点検できない箇所や、破損しているかどうかの判断が難しい場合は、プロによる定期的な点検をしてもらうことをお勧めします。

何か不具合があったとしても、早期に対処することで被害や修繕費を最小に抑えることができるので、結果的に住宅の寿命を延ばすことができます。

ただし、メンテナンスをしていても、建物は少しずつ劣化していくものですので、必要な修繕やリフォームは適切な時期に行い、快適に長く暮らせる家にしてください。

 

この記事を書いた人
清水 浩治 シミズ コウジ
清水 浩治
◆ブログ「 未来の家」では、私の住む街「加古川」の魅力を紹介、不動産に関する豆知識や、トラブル解決など、情報発信を日々行っております。◆「家や土地の物件情報も大切です。しかし、もっと大切な情報があるはず!」と、私は、いつも考えています。◆加古川市で暮らしていただくうえで、大切な子育てや、お役立ち地域情報、不動産の取扱いについて知っていて欲しいことを最優先で発信しています。
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