新年の無病息災を祈念する「鏡開き」その由来(意味)と作法
お正月には様々な行事があります。
「鏡開き」もそのひとつで、新年の無病息災などを祈願するための行事です。
このように、昔から続く行事には、いろいろな意味や願いが込められています。
それを知らないで形だけの「鏡開き」では、せっかくの願いも遠のいてしまうのではないでしょうか。
そこで今日は、「新年の無病息災を祈念する「鏡開き」その由来(意味)と作法」について書いてみたいと思います。
筆、新築一戸建て購入応援「仲介手数料・無料・0円・ゼロ・サービス」の加古川の不動産売買専門会社、未来家不動産(株)みらいえふどうさん代表、清水 浩治
そもそも鏡開きとは?
古くから、お餅は「稲の神様」が宿るもので、神様に捧げる供物でした。
そして、お餅の白い色は汚れを祓う(はらう)神聖な色で、丸い形は円満の象徴でもありました。
やがて、日本人の文化として古くから根付いていた鏡餅(かがみもち)は、縁起物として正月に飾られるようになったのです。
特に、室町時代に床の間が作られるようになってからは、鏡餅への装飾が豪華になっていきました。
その後、鏡餅は新年の神様である「歳神様」が宿る御神体とされ、松の内が過ぎたら鏡餅を雑煮やお汁粉にして食べるようになったのです。
この行事が「鏡開き」です。
「鏡開き」はいつ行うのですか?
「鏡開き」の日は地方によって異なっています。
◆松の内が1月15日までの関西を中心とした地方では、1月15日が20日に行います
◆京都とその近隣の一部の地方では、三が日が明けたら行います
◆松の内が1月7日までの関東や東北、九州地方では、1月11日に行います。
地域によって日にちが違っていますが、それには諸説あります。
ここでは省略しますが、ひとつには三代将軍「徳川家光」が亡くなった日が関わっています。気になる人は、調べてみてください。
「鏡開き」の作法
「鏡開き」の作法は、
まずは、歳神様への感謝の心で鏡餅を神棚から下げます。
ほこりがかぶってしいる場合は、乾いたふきんなどで丁寧に拭きます。
次に、鏡餅を布で覆って木槌や金槌などで割ります。
※包丁などで切ってはダメです!
小さくなったお餅や、その欠片を全部集め、お汁粉や雑煮にして食べます。
これで「鏡開き」は完了です!
鏡餅がしっかり乾燥していないとなかなか割れませんので、そんなときは、水を含ませて電子レンジで少しだけ温めて、柔らかくしてから手で「ちぎる」と良いでしょう。
鏡開きは鏡餅を切らなければいいのです。
最近では、大敵であるカビ防止のため「真空パック」の鏡餅が多いので、その場合の鏡開きは、製品ごとのやり方を確認して行ってください。
刃物などで切るのはダメ!
鏡開きは武家の風習でした。
その昔、武家屋敷では正月に兜や鎧を飾り、その前に鏡餅を供えていて、「鏡開き」で正月を区切り、仕事始めとしていました。
そのため、刃物で鏡餅を切るのは切腹を連想させるもので禁止とされて、木槌や金槌などで割るという風習が、現在の鏡開きでも受け継がれているのです。
ちなみに「割る」という表現も、縁起が悪く、あまり好ましくないので、代わりに、末広がりで縁起の良い「開く」という言葉が用いられるようになりました。
食べずに残したり捨てるのもダメ!
鏡餅は、新年の神様である「歳神様」が宿る御神体だと考えられていました。
そして、「歳神様」の力が宿った鏡餅をいただくことで、無病息災・祈願成就などの御利益を授けてもらい、1年を幸せに過ごすことができると考えられています。
そのため、食べずに残したり捨てるのは、「歳神様」の御利益をむげに捨ててしまう行為になるからです。
口をつけずに捨ててしまうのはもちろん、小さなかけれでも残さずいただくことが大切なのです。
私の住む街「加古川」をもっと元気に!
加古川に暮らしていただくうえで、
大切な子育て支援や地域情報、イベント情報、
不動産の売買や税金に対する
売主様、買主様の不安や悩みの解決、
不動産取引の豆知識などを最優先で発信しています。
もちろん不動産の物件情報も大切ですが、
それ以上にお伝えしたい大切な情報がある!と
私は、いつもそう思っています。
それが、このブログ「未来の家」での発信です!
それらの情報をご覧になっていただいた人が、
不動産のお取引で失敗や後悔することが無いように、
そして、もっと加古川の魅力を知っていただき、
永く加古川に住んでいただく人をもっと増やしていきたい、
私の住む街「加古川」をもっと元気にしたい、
そんな思いでいます。
関連した記事を読む
- 2024/02/21
- 2024/01/05
- 2023/12/31
- 2023/12/22