家の外壁材「サイディング」その種類と特徴、耐用年数とメンテナンス
先日、新築一戸建て(建売分譲住宅)のご案内をさせていただいたお客様から、「サイディング外壁材のメンテナンス」について質問を受けました。
なかには、新居建築で初めて外壁について考えている人も多いのではないでしょうか。
以前は、モルタル壁が主流でしたが、今や住宅の外壁材の主流はサイディングです。
サイディングには、多様な素材とデザインがあり、どのように選んでいいのか迷う人も多いかもしれません。
そこで今日は、「家の外壁材「サイディング」の種類と特徴、耐用年数とメンテナンス」について書いてみたいと思います。
筆、新築一戸建て購入応援「仲介手数料・無料・0円・ゼロ・サービス」の加古川の不動産売買専門会社、未来家不動産(株)みらいえふどうさん代表、清水 浩治
サイディングとは?その種類と特徴
サイディングは、建物の外壁に貼る仕上げ材のことです。
以前の主流であったモルタル壁は、現場で職人さんが丁寧に塗るため、時間も費用もかかり、施工が悪いとひびが入りやすい特徴がありました。
一方で、サイディングは工業製品ですので、現地では板状のものを張る作業になり、施工も早く、事費や材料費が抑えられっます。
また、いろいろなデザインから選べるので人気もあり、今では住宅の外壁材として最も普及している外壁材です。
サイディングの代表的な種類と特徴
サイディングの代表的な種類は
「窯業系」「金属系」「木質系」「樹脂系」の4つの種類です。
それぞれの特徴について少し詳しく書いてみたいと思います。
窯業(ようぎょう)系サイディング
セメント質と繊維質の原料を混ぜたものを成型してつくられています。
耐震性、耐火性に優れているという特徴があり、デザインやカラーが最も豊富に用意されているので広く使われています。
水分を吸収して伸縮する特徴があるため壁の継ぎ目などが劣化しやすく、継ぎ目やひび割れ部分の補修をする定期メンテナンスが必要になります。
最近では、色褪せやひび割れに強い加工を施したタイプや、雨水で汚れを落とすセルフクリーニング効果のあるタイプなど、機能性に優れたタイプが多数用意されています。
4つの種類の中で最もポピュラーで、一般の住宅の7割強で窯業サイディングが使用されています。
窯業系サイディングの耐用年数は20年~30年ですが、7~8年程度を目安に塗装&コーキング(シーリング)のメンテナンスが必要です。
金属系サイディング
窯業系サイディングの次に使われているのが、金属系サイディングです。
断熱性、防音性が高く、軽量で取り扱いが容易なだけでなく、耐水性、耐久性にも優れています。
名前のとおり、成型された金属板でできており、中でもスチール系、アルミ系、ステンレス系の3タイプがあります。
また、軽量で建物に負担がかかりにくいこともメリットにありますので、重ね貼り(カバー)工事に使われることも多いです。
金属であるため雨水によって錆びが発生したり腐食する可能性がありますので、美しさを維持するためには適切なメンテナンスが大切になります。
金属系サイディングの耐用年数は20年から30年ですが、10~15年程度で塗装、コーキング(シーリング)は5年〜10年程を目安に補修が必要です。
木質系サイディング
木材などを塗装したり、炭化処理して作られます。
木のぬくもりや木材ならではのナチュラルな風合いと、年の経過による変化が楽しめる魅力があります。
断熱性には優れているのですが、木材であるため防火性には劣りますので、原則として防火指定区域では使用できませんが、最近では、不燃処理を施したタイプが登場し使用できるケースも徐々に増えてきているようです。
木質系サイディングの耐用年数は15年から25年ですが、3年~10年程度で塗装が必要です。場合によっては同時にコーキング(シーリング)も必要になります。
水に弱いので、劣化を抑えるためにこまめなメンテナンスが欠かせないのです。
樹脂系サイディング
塩化ビニル樹脂のサイディングボードを使用して、とても軽量です。
耐久性、耐候性に優れていて、厳しい気候に強いので北米などでは主流です。日本ではまだ使用されている件数が少ないのですが、寒冷地域では普及が進んでいるようです。
シーリングを使わないで施工ができるので、再塗装が不要で、破損の際には部分補修や貼替が可能なことから高いメンテナンス性が魅力です。
撥水性にも優れているので、雨漏りや錆が発生する恐れもありません。
樹脂系サイディングの耐用年数は、20~50年程度といわれています。
塗装は10年~30年は不要で、コーキングのメンテナンスもほぼ不要と言われています。
サイディングのメンテナンス
塗装、塗膜やコーキング(シーリング)には、外壁材や建物を守る「防水機能」がありますので、メンテナンスを怠ると、サイディング材の劣化スピードが早まったり、雨漏りの原因となったりするため、適切な周期で点検・補修することが大切です。
また、
サイディングをさわった時に手が白くなる白亜化現象がみられたり、ひび割れが目立つ様になったらメンテナンス時期であると考えられます。
サイディングが劣化し、クラックや欠け、亀裂やうきがある箇所は補修し、再塗装を行うことになりますが、再塗装を行う場合の目安の金額は、シーリングの打ち替えや足場代、再塗装代を合わせると100万円を超える作業になりますの、必ず複数社の見積もりを取ることをお進まします。
また、劣化が激しい場合には貼替えを行います。
貼替えは、一度全部剥がして再度張り直す方法と、既存のサイディングの上から貼る「重ね張り」という方法があります。
最近では、より長期間使用できる高い耐久性をもつサイディングも登場しています。
サイディングを選ぶときには、デザインだけでなく、断熱性や耐火性、耐水性、耐久性と、将来のメンテナンス費用も考慮して選んで欲しいと思います。
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