ゆいごん?、いごん?「遺言」の読み方はどっちが正解? 遺言と遺言書
「遺言」という文字を見たことがある人は多いと思います。
それではこれを「ゆいごん」と読みますか?それとも「いごん」と読みますか?
正解はどちらでしょう?
実は「遺言」の読み方は、実務の場面によって変わるのです。
と言うことは、どちらも正解になります。
そこで今日は、「ゆいごん?、いごん?「遺言」の読み方はどっちが正解? 遺言と遺言書」について書いてみたいと思います。
筆、新築一戸建て購入応援「仲介手数料・無料・0円・ゼロ・サービス」の加古川の不動産売買専門会社、未来家不動産(株)みらいえふどうさん代表、清水 浩治
一般用語か法律用語かで読み方が変わります
「遺言」は、「一般用語(日常用語や放送用語)」か「法律用語」かで読み方が変わるだけで「ゆいごん」も「いごん」もどちらも正解です。
一般用語(日常用語、放送用語)では「ゆいごん」、法律用語では「いごん」と読みます。
「ゆいごん」は、生前に、死後のことについて言い残すことで、それが口頭であっても書面であっても、ビデオレターや録音テープなどであっても「ゆいごん」になります。
大きな意味で「死後のために生前に言い残す言葉」ということになるのですが、民法上の法的な効果は原則ありません。
逆に、民法上の法律的効果を発生させる目的で使われるのが「いごん」になるのです。
つまり、民法第967条以降の遺言(いごん)の書き方に則った遺言書(いごんしょ)でなければ、法的な効果はないと言うことです。
自分が死後のために何か言い残したい、書き残したいと思い、そこに法的な効果も持たせたいと思うなら、民法に則った遺言書(いごんしょ)を作成しなければならないのです。
ちなみに、「競売」も
日常会話など一般用語では「きょうばい」と言い、法律用語では「けいばい」と読みます。
遺言も競売も、本来と異なる場面で読み方を間違えると違和感を覚える人もいるので気をつけてください。
こちらも併せてご覧ください。
きょうばい?、けいばい?「競売」の読み方はどっちが正解? 競売の実務とは?
https://miraie-f.co.jp/contents/6788
「ゆいごん」ではせっかくの思いが実現できないことも
亡くなる前に残される遺族たちに口頭で遺言を伝えることもあるでしょう。
ただそれは、個別に伝えたり、密室で伝えたりすると、相手によって伝わり方、受け止め方が異なったりするものです。
そして、この遺言は無効な遺言として取り扱われてしまう可能性が高いのです。有効な遺言は民法などの法律のルールに則った遺言書のみなのです。
例えば、病床で臨終間近に直接遺言を言われたら、法律よりも最後の言葉を実現させていと思うのが人の気持ちだと思います。
それでも、口頭での遺言と法的に有効な遺言の内容に矛盾があったら口頭遺言は無効な遺言になってしまうのです。
そうなると、相続人の間で意見が食い違い、有効な遺言書があるにもかかわらず、その手続きに支障が出てしまい、それによって、思わぬトラブルに発展してしまい、その後、疎遠になってしまうこともあるのです。
そのようなトラブルを防ぐためにも、有効な遺言書を残し、その取り扱いを親族に伝えておくことが大切になるのではないでしょうか。
こちらもご覧ください
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