きょうばい?、けいばい?「競売」の読み方はどっちが正解? 競売の実務とは?
「競売」という文字を見たことがある人は多いと思います。
それではこれを「きょうばい」と読みますか?それとも「けいばい」と読みますか?
正解はどちらでしょう?
実は「競売」の読み方は、実務の場面によって変わるのです。
と言うことは、どちらも正解になります。
そこで今日は「きょうばい?、けいばい?「競売」の読み方はどっちが正解?」についてと、併せて、競売の実務についても少し詳しく書いてみたいと思います。
筆、新築一戸建て購入応援「仲介手数料・無料・0円・ゼロ・サービス」の加古川の不動産売買専門会社、未来家不動産(株)みらいえふどうさん代表、清水 浩治
一般用語か法律用語かで読み方が変わります
「競売」は、「一般用語(日常用語や放送用語)」か「法律用語」かで読み方が変わるだけで「きょうばい」も「けいばい」もどちらも正解です。
一般用語(日常用語、放送用語)では「きょうばい」、法律用語では「けいばい」と読みます。
例えば、絵画や骨董品などの競り売りでは「きょうばい」、裁判所が行う競売は「けいばい」だと理解していただければ分かりやすいと思います。
ですから、弁護士や司法書士、宅建業者は「けいばい」と言い、同じ内容でも、日常会話やテレビなどのメディアでは「きょうばい」と言っています。
ちなみに、「遺言」も
日常会話など一般用語では「ゆいごん」と言い、法律用語では「いごん」と読みます。
競売も遺言も、本来と異なる場面で読み方を間違えると違和感を覚える人もいるので気をつけてください。
ことらも併せてご覧ください
ゆいごん?、いごん?「遺言」の読み方はどっちが正解? 遺言と遺言書
https://miraie-f.co.jp/contents/6806
マイホームに深く関わることがある「けいばい」
住宅ローンを借りる場合、債権者である金融機関は債務者の自宅(土地・建物)を担保に取り抵当権を設定します。
毎月の返済が滞り住宅ローンの支払が困難になると、金融機関は債権の回収を考えます。
持家であっても、抵当権が設定されている以上、住宅ローンの返済が滞れば、競売という形で強制的に売却にかけられてしまいます。
このように競売とは、金融機関などが債権回収のため、裁判所を通じて不動産を強制的に売却する手続きのことです。
競売のデメリット
しかし、競売にはいくつかのデメリットがあります。
・売却価格が市場価格(相場)を大幅に下回る
・そのため、債権回収後の融資残高が多い
・競売にかかると物件情報が官報やオンライン上で公開される
競売で自宅が売却されても債権額より低い金額でしか売れなければ残債が生じることがありますが、その残債の返済義務がなくなることはありません。
競売後の残債は無担保債権となり、そのような債権は不良債権として法務省の認可を受けた債権回収会社(サービサー)に譲渡されます。
債務者は自分の生活が破綻しない範囲で返済計画を作成しなければいけません。
本来なら一括返済をしなければならないのですが、債務者の住宅ローンを滞納しなければならないような経済状況を考慮して、残債より少ない額での返済や、分割での返済ができるかもしれませんので、交渉は不可欠です。
ただし、収入があるのに返済に応じない場合は給料が差押さえられることもあります。
以上のことから、極力「競売」になるような状況は避けたいものです。 競売に掛かる前にできる手段として「任意売却」という方法があります。
https://miraie-f.co.jp/contents/3230
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