売却前のリフォームは得ですか? 損ですか?答えは「損」です!
今お住いの家(マンション・一戸建て)を売却するときに、「室内をキレイにリフォームしてから売りに出せば早く高く売れるのでは?」と考え方があります。
室内の使用状況が悪く極端に見栄えが良くない場合は、売却前のリフォームも検討しなければならないかもしれません。
でも、リフォームにも当然費用は掛かりますし、掛けた費用を売出し価格に上乗せしても必ず回収ができるとは限らないのです。
そこで今日は、「売却前のリフォームは得ですか? 損ですか?答えは「損」です!」について書いてみたいと思います。
結局リフォーム費用は損をする!かも?
私たち不動産業者が不動産を買い取り、リフォームをして再販売しても、ほとんどの場合、損をすることはありません。
何故なら、リフォーム費用を掛けても損をしない価格で買い取るからです。
でも、一般の売主様がリフォーム費用を売出し価格に上乗せしても、ほとんどの場合、その価格で売れたと言う事例はありません。
ただし、これは相場を基にした見方です。
もうひとつの見方、売主様の気持ちを基にした見方では得になることもあります。
相場を基にした見方
相場を基にした見方で説明します。
例えば、
◆売却するマンションの相場が2,000万円だとします
◆売主は住宅ローンの残債2,200万円以上で売りたいと考えています
◆室内の使用状況が悪いので300万円掛けてフルリフォームしました
◆希望の2,200万円にリフォーム費用を上乗せして2,500万円で売りに出しました
◆相場が2,000万円ですから、
リフォーム済みとは言え最終的には2,200万円でしか売れませんでした
◆結局300万円のリフォーム代は回収することができませんでした
リフォームをしないで1,900万円で売れたのと同じことになります。
現状の使用状況では売り辛いだろうと考えて安易に費用を掛けてフォームをしても、結局は損をする可能性が高くなるのです。
ただし、壁や天井のクロスだけを張り替える表層リフォームでしたら安価ですみますので、検討することはできると思います。
売主様の気持ちを基にした見方
売主様の気持ちを基にした見方では「得」になることもあります。
例えば、
◆売却するマンションの相場が2,000万円
◆売主様の売却希望価格は1,500万円
◆室内の使用状況が悪いので300万円掛けてフルリフォーム
◆これが相場の2,000万円で売れました
◆売主様にとっては200万円の得になります
2,000万円ー(1,500万円+300万円)=200万円です
ただし、このケースは稀だと思います。
中古物件の購入者はリフォーム前提
そもそも中古物件の購入を検討している人は、その物件が「中古」であることを認識しています。
内装の綺麗さや新しさには期待していないのです。
言い変えると、最初から自分好みにリフォームすることを前提に中古物件を探しているのです。
また、内装や設備は個人によって好みが大きく違いますので、たとえ使用状況が悪くても、その場所、物件を気に入れば、購入の決断をしてくれるのです。
「相場を基にした見方」でも触れましたが、
相場2,000万円のマンションを1,900万円で売りに出せば早く売れる可能性が高まるのです。
どのような人が購入するかが分からないのに自分(売主)の好みでリフォームをしても、それが売却額アップにつながるとは限らない、と言うことです。
いずれにしても、フルリフォームするのか、表層リフォームだけにするのか、ハウスクリーニング、あるいは、そのままの状態で売りに出すのかは、担当する不動産会社の担当者とよく打ち合わせをして決めることをお勧めします。
この打合せは結構重要ですから!
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