9:30~18:30
水曜日
2019年07月05日
ブログ

7月1日に「路線価」が国税庁から発表されました!そもそも「路線価」って道路の価格のことですか?

7月1日に、国税庁から「路線価(ろせんか)」が発表されました。毎年、テレビや雑誌等の様々なメディアで話題になっています。

 

不動産の価格を表す言葉に「一物四価」があります。
それは、「路線価」「公示地価」「固定資産評価額」「実勢価格」の四つの価格です。これに「基準地価」を含めて「一物五価」とも言います。

今日は、先日発表された「路線価」について、書きたいと思います。

 

※土地の価格「一物四価」については、こちらをご覧ください。

 

そもそも「路線価」って何ですか?

路線価とは、市街地などにおいて道路(路線)に付けられた価格のことで、具体的には、道路(路線)に接する「標準的な宅地の1平方メートル当たりの価格」のことです。

 

路線価は、課税価格を計算する基準となるもので、「相続税」や「贈与税」の基となる「相続税路線価」と、

固定資産税や都市計画税・不動産取得税・登録免許税の基となる「固定資産税路線価」おの二つがあります。

 

単に「路線価」と言った場合は、「相続税路線価」のことを指しています。

 

なぜ「路線価」は7月1日に発表されるのでしょう?その時期と決定方法について!

路線価は、毎年7月1日に全国の国税局・税務署で更新公示されます。つまり、1年間は「同じ金額」で、相続税等が計算されることになります。

 

それでは、なぜ、7月1日に公示されるのかと言うと・・・・

相続税の申告期限は、 被相続人が亡くなられてから10ヶ月以内です。つまり、1月に他界された場合、その年の10月までには申告しなければなりません。従って、最低でも3ヶ月前の7月に発表しないと、申告期限の10月に間に合わないと考えられているからです。

 

路線価の評価基準は、毎年1月1日です。

公示地価、売買実勢価格、不動産鑑定士等による鑑定評価価額等を基に、毎年4月に発表される「公示価格の8割程度」を基準に決定されます。

※こちらも参考に、ご覧ください。

 

なぜ、「路線価」が必要なのでしょう?

路線価には「相続税路線価」と「固定資産税路線価」 の二つがあって、それぞれに対応する税金を計算をするときに使います。

本来、土地は「時価」を計算するべきですが、全国全ての土地の「時価」を算出していくのには大変時間が掛かり、その数も膨大です。また、いつの時点で測るのかによっても差が出てしまいます。

 

そこで、税務署は「道路」に価格をつけたのです。

この価格を「路線価」といいます。

価格をつける「道路」とは、不特定多数の人が通る公道というです。個人の敷地内にあるような私道は含まれません。

この「道路につけた価格」に、接している土地の面積を掛けて計算した価格が、土地を相続するときの評価額になります。

 

ただし、単純に「路線価×土地の面積」では、一律の価格しか計算できません。土地にはその形状や利用条件によって価値が違ってきますので、路線価による土地の評価方法には「補正」するための方法があります。

 

路線価による宅地の評価方法・計算方法

路線価は土地の形状や条件に応じて補正が必要になります。

たとえば、形状がいびつだと、家を建てるときの利用価値が低くなります。一方、交差点の角にある土地や、複数の道路に面しているときは、利用価値が高くなります。



このように、土地の形状や、面している道路に応じた補正が必要になるのです。

土地は、角地で四角い整形地ですと、利用価値は高くなりますが、道路に面する間口が極端に狭かったり、奥行が極端に長かったりすると、利用価値は下がります。

また、いびつな形状の土地も住宅を建てるためには使い勝手が悪く、利用価値は低下します。

このような土地については、路線価に1に対して補正率をかけて増額、あるいは減額する補正を行うことになります。

 

補正方法は下記のようになります。

◆奥行価格補正:標準的な宅地に比べて奥行が長い、または短い
◆不整形地補正:宅地の形状が正方形や長方形でなく、いびつである
◆間口狭小補正:用途に対して間口が狭い
◆奥行長大補正:間口に対して奥行が長い
◆がけ地補正:宅地に斜面(崖)がある

※各補正については、国税庁の「表」をご覧ください。

 

この記事を書いた人
清水 浩治 シミズ コウジ
清水 浩治
◆ブログ「 未来の家」では、私の住む街「加古川」の魅力を紹介、不動産に関する豆知識や、トラブル解決など、情報発信を日々行っております。◆「家や土地の物件情報も大切です。しかし、もっと大切な情報があるはず!」と、私は、いつも考えています。◆加古川市で暮らしていただくうえで、大切な子育てや、お役立ち地域情報、不動産の取扱いについて知っていて欲しいことを最優先で発信しています。
store

会社概要

未来家不動産(株)みらいえふどうさん
arrow_upward