家を売りに出すまでの準備　Part２：近隣相場や売却のタイミングを知る～不動産会社と媒介契約を締結するまで

初めて家（一戸建て・土地・マンション）を売却をするとき、どのような流れで進んで行くのか？　必要な書類は何を準備したらいいのか？　どんな手続きが必要なのか？　など、分からないことだらけで不安を感じると思います。

今回は、いつも売主様にご説明する内容をシリーズで書きたいと思います。

１．家を売りに出すまでの準備

　Part１：売却理由や売却希望条件を整理する

　Part２：近隣相場や売却のタイミングを知る～不動産会社と媒介契約を締結するまで

２．販売活動を始めてから売買契約締結、引渡しまで

不動産売却の流れを知らない人に少しでも理解していただけるように書きますので、事前に必要な書類や手続き、具体的な不動産売却の流れを知ってください。

今日は「Part２：近隣相場や売却のタイミングを知る～不動産会社と媒介契約を締結するまで」について書きます。

＜家を売りに出すまでの流れ＞

１．売却理由や売却希望条件を整理する

２．近隣相場や売却のタイミングを知る

３．不動産会社に査定を依頼する

４．不動産会社と媒介契約を締結する

＜販売活動開始から売買契約締結、引渡しまで＞

１．不動産会社が販売活動を開始

２．購入希望者の内覧対応

３．買付証明書により条件交渉

４．買主と売買契約を締結する

５．所有権移転と物件引渡し

売却を検討するときには、あなたの家が大体いくらくらいで売れるのか、近隣の相場を調べることが必要になります。

もちろん相場は、社会情勢や市場に出てくる売却不動産の数により変動しますが、不動産の場所から、おおよその価格を計算することもできますので、

※詳しくはこちらをご覧ください。

土地の価格「一物四価（いちぶつよんか）

次に、家を売却するベストタイミングは、売却しようと思い立ったタイミングです。

なぜなら、建物価格は基本的に築年数が経過すればするほど下がるからです。そのため、家を売却したいと思ったら、なるべく早く売却することをお勧めしています。

相場を知る1番の方法は、複数の不動産会社に査定を依頼することです。

相場を知ることと、あなたのことを真剣に考えてくれる担当者に出会うことが、売却を成功に導く一番の近道になるのです。

ですから、家の査定は、複数の不動産会社に依頼することをお勧めします。

一社だけでの査定では、知識がないからと足元を見られ、査定額を低く見積もられたり、相場がわからないまま安く売却してしまうことも考えられるからです。

また、不動産会社の訪問査定こそが、不動産会社やその担当者との相性を判断する絶好のチャンスなのです。

不動産の取引に関する知識が豊富なのか、地域について良く知っているのか、宅地建物取引士の資格は持っているかなど、会話の中で見極めることが出来ます。

そして、各社の査定が終わり、仲介を依頼する不動産会社が決まったら、媒介契約を締結します。

媒介契約を締結するときには、会社の規模だけで選ばず、人や会社の対応を見て判断し、どのような売却活動をしてくれるのか、仲介手数料はいくらにしてくれるのか、などをしっかり確認することをお勧めします。

不動産会社と言っても、大手から中小、街の小さな不動産屋さんまで、全国各地に多数の会社がありますが、不動産会社を選ぶときに重要なのは、会社の規模だけではありません。

媒介契約を締結する会社を選ぶポイントは、売却したい物件の近くに営業所があるなど、地域の不動産事情などに精通しているかどうかです。

売却価格やタイミングには地域性がありますので、情報を持っているか否かで、より良い売却活動ができるかどうかが決まってきます。

他にも、売却活動を行う担当者の対応や知識、経験も重要なポイントです。

不動産の査定時などは、担当者を見極めるチャンスですので、査定価格算出の根拠を確認したり、地域の不動産事情を聞いたりして確認してください。

※媒介契約には、「専属専任媒介」「専任媒介」「一般媒介」の3種類があります。 詳しくはこちらをご覧ください。

１．家を売りに出すまでの準備

　Part１：売却理由や売却希望条件を整理する

　Part２：近隣相場や売却のタイミングを知る～不動産会社と媒介契約を締結するまで

２．販売活動を始めてから売買契約締結、引渡しまで