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2020年05月12日
ブログ「未来の家」

複数の不動産業者が同じ一つの物件を掲載しているのは何故?仲介業者の責務とサービス

複数の不動産業者が同じ一つの物件を掲載しているのは何故なんでしょう?!

マイホームの情報をネットで探していたら「この物件・・・あの物件と同じ物件では? でも不動産業者が違う? なぜ?」って疑問を感じた人は少なくないと思います。

SUUMOやアットホームなどの不動産ポータルサイトを見ていたら同じ物件がズラ~ぁっと並んで掲載されていることがあります。それも違う不動産業者で・・・。

 

そこで今日は、

複数の不動産業者が同じ一つの物件を掲載しているのか?

どの不動産会社から買えばいいのか?

どの不動産業者を選んでも同じなのか?

不動産会社によって損をしたり得をしたりすることがあるのか?

そもそも不動産業者の責務とは?

について書いてみたいと思います。

 

複数の不動産業者が同じ一つの物件を掲載している理由

その理由は至ってシンプルです!

1.物件情報は不動産業者間で共有されているから

2.売主様が複数の不動産業者に売却の依頼をしているから

それでは詳しく説明していきます。

 

物件情報は不動産業者間で共有されている

不動産業界には、ほとんどの不動産業者が加盟して、不動産業者だけが見ることができる不動産情報ネットワーク(レインズ)があります。

また、不動産業者がある市町村では独自に情報を共有する集まりが有ったりもするので、業界では同じ一つの物件でも複数の不動産業者が取り扱うことは、当り前に行われているのです。

このように共有されている物件は、どの不動産業者でも買主を探す(物件を掲載する)ことができるのです。

 

売主様が複数の不動産業者に売却の依頼

売主様が複数の不動産業者に売却の依頼しているケースがあります。

売却を依頼する不動産業者は一社だけと言うルールはなく複数の不動産業者に依頼することもよくあるケースです。

この場合でも同じ一つの物件を複数の不動産業者が情報を発信することになります。

 

どの不動産業者を選んでも同じですか?

一般的に流通している仲介物件では、

基本的にどの不動産業者を選んでも物件としての大差はありません。

ただ、不動産業者によっては「仲介手数料の値引き」「〇〇キャンペーン」などのサービスが有りますので、不動産会社のホームページで確認することは必要かもしれませんね。

しかし、サービスだけで不動産会社を選ぶことは、あまりお勧めできませんね。

その理由は、この先を読んでください。

 

また、不動産業者が売主として直接販売している場合は仲介手数料が不要になりますのでお得かもしれませんね。

ただし、この場合は仲介してくれる不動産業者がいませんので、取引条件などの交渉は売主と直接行うことになります。

 

仲介業者(宅地建物取引業者)の責務

裁判の判決に以下の一文があります。

宅地建物取引業者は、不動産取引を仲介することを業とします。

この場合「仲介」とは、契約当事者の探索、取引物件に係る資料収集、物件調査、価格査定、現地案内、取引条件の交渉・調整等の契約成立に向けての業務、重要事項説明書の交付・説明、契約書の作成・交付、契約の履行手続きへの関与等の一連の業務を指すことになります。

 

また、現実には、実際に媒介契約が締結される前や、上記仲介業務後の対応が問題とされることもあります。

 

仲介業者は、上記各段階において、依頼者や関係者に対し業務遂行上さまざまな責任を負うことになりますが、その基本となるのが「善良なる管理者としての注意義務」「専門家としての職務上通常要求される注意義務」です。

 

委託を受けた相手方との関係では、仲介契約は民法上の準委任契約であるとされていますので、相手方に対し、仲介契約の本旨(仲介の目的に適合するように適正に仲介事務を処理すること)に従い、善良なる管理者としての注意をもって仲介業務を処理する義務を負います。

 

委託を受けないものに対しても、仲介業者は、業者の介入を信頼して取引をなすに至った一般の第三者に対して、信義誠実を旨とし、業務上の一般的な注意義務を負うとされています。(最高裁、昭和36年5月26日判決)

 

判決の意味と不動産業者のサービスの位置づけ

仲介業者の責務は、

売主様には買いたい人を探す、

買主様には売りたい人を探す、

取引物件の調査のもと

適正な価格査定を行い、

購入希望者の現地案内、

物件を気に入れば

売買に当たっての取引条件の交渉と

当事者間の調整を図り売買契約に導きます。

その後、

重要事項説明書や売買契約書の作成から

物件の引き渡しまでの一切の手続きをサポートと

さまざまな責任を負います。

そして、その基本となるのが

「善良なる管理者としての注意義務」

「専門家としての職務上通常要求される注意義務」になるのです。

 

もっと分かりやすく言うと、

不動産の取引を安全で円滑に進めるために仲介業者が存在し、

その業務を遂行するためには、

専門家としての知識と経験をもって、

自分が取引の当事者になるのと同等以上の注意をはらって

サポートする、と言うことです。

 

仲介手数料値引きやキャンペーンなどのサービスは、

仲介業者として行うべき上記のような

当たり前のことを当たり前に実行できることが前提に成り立つもので、

サービスだけが独り歩きするような勧誘は間違っていると思っています。

 

あなたにぴったりの不動産会社の選び方!

いかがでしたか?・・・・

同じ一つの物件を複数の不動産業者が掲載している疑問は解決できたでしょうか?

ポータルサイトに掲載されているほとんどの物件は、どの不動産会社でも取り扱いができることも分かっていただけたと思います。

そこで、あなたに大切にしていただきたいことは、専門知識が豊富であなたの身になって誠実に対応してくれる不動産会社を選ぶことだと考えています。

 

ただ、ポータルサイトを利用していない地元の不動産会社も多く存在しますので、

あなたが住みたい家を見つけたら、

「地域名 不動産会社」で希望地域の不動産会社を検索して

その会社のホームページをよ~く見てみてください。

きっと、あなたにぴったりの不動産会社が見つかるはずです。

 

不動産は高額な買い物です。

引き渡しを受けたらそれで終わりではないです。

新築、中古にかかわらず、その後なにか問題が出るかもしれません。

そんな時に気軽に相談できる会社で購入することをお勧めします。

 

この記事を書いた人
清水 浩治 シミズ コウジ
清水 浩治
◆ブログ「 未来の家」では、私の住む街「加古川」の魅力を紹介、不動産に関する豆知識や、トラブル解決など、情報発信を日々行っております。◆「家や土地の物件情報も大切です。しかし、もっと大切な情報があるはず!」と、私は、いつも考えています。◆加古川市で暮らしていただくうえで、大切な子育てや、お役立ち地域情報、不動産の取扱いについて知っていて欲しいことを最優先で発信しています。
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